


瓦屋根の隅棟を作ります。
5ミリ幅のヒノキ材を貼り合わせ、隅棟を作ります。
ダークグレイに塗装します。
四隅に貼り付けます。
出窓の基部に台輪を作ります。
昭和実測図の赤く塗った部分です。
厚さ1ミリ、5ミリ幅のヒノキ材を出窓にあてがい、交差部分を接着します。
余分な部分をカットし、もう1枚貼り付けます。
左右の短い板の裏にも貼り付けます。
形を整え、出窓と接する部分に1ミリ角のヒノキ棒を貼り付けます。
取り外し、白のペイントを吹き付けます。
接着剤が屋根につかないように、ラップを挟んで台輪を出窓に接着します。
二層の壁と屋根が接する部分に、白くペイントした2ミリ角の角材を貼り付けます。ここも屋根とくっつかないようにラップを挟んで接着しました。
二層を持ち上げた所。降ろすと台輪などが屋根との隙間を隠します。
瓦屋根と波型の間の部分を裏甲と言います。
裏甲の四隅に八双と呼ばれる金具が貼り付けて有ります。
木の薄板を塗装し、裏甲の四隅に貼り付けます。
塗料は、ガンダムカラーのMSグレー連邦系を使いました。
初層の屋根が完成しました。次は二層の屋根を作ります。

初層の屋根を作ります。
大天守の屋根は当初最上層だけが銅板葺きで残る層は全て本瓦葺きでした。
1750年代の宝暦の大修理により二層より上は銅板葺きに変更されましたが、初層だけは本瓦葺きのままです。
本瓦は漆喰で固められていますが、塗装が難しいので漆喰部分の表現は省略としました。
天井の梁が外壁から飛び出し、軒桁を乗せていますが、段差ができています。
屋根の勾配に合わせ、段差を削り取ります。
屋根の土台を梁と軒桁の上に貼り付けます。
二層の壁ギリギリに位置決めして接着するので、接着剤が二層の壁に付かないようにラップを被せておきます。
屋根の土台の貼り付けが完了しました。
5ミリ厚のスチレンボードで屋根材を作ります。
スチレンボードは曲げる事ができないので、四隅の部分は後で作ります。
土台の上に接着します。
四隅の部分を作ります。
まず、ケント紙を隅の形に切り出し、2枚を接着します。
隅に貼り付けます。
ケント紙の裏に樹脂粘土を貼り付けます。
一日置いて、固まりかけた時に余分な部分を削り取ります。
軒裏の、垂木を漆喰で固めた波型を作ります。
片面段ボールの切り口に樹脂粘土を埋め込みます。
ここも四隅を除いた部分だけ作ります。
軒裏に貼り付けます。
隅の部分は現物合わせで作ります。
隅に接着します。
出窓の所など、下が見えて見てくれが悪いので、木の薄板で塞ぎます。
屋根瓦を作ります。
片面段ボールを切り出し、断面に小クギを埋め込んでダークグレーに塗装します。
段ボール紙の幅が足りず、1枚で屋根をカバーできないため、3分割で作ります。
二層を乗せて、壁との隙間ができないように屋根瓦を貼り付けます。
均一なダークグレーで綺麗すぎるので、タミヤのウエザリングマスターで汚します。
写真の右半分が汚した状態です。
瓦部分が完成しました。この後、四隅に隅棟を取り付け、出窓下部に台輪を貼り付けます。

隅棟と降棟を作る前に、破風を作ります。
昭和実測図です。
現在の天守五層の破風です。
全体が綠色ですが、金城温古録によると、ここは銅板の上に金メッキが施されていたようです。メッキが剥げ落ちて銅板の上に緑青が吹いたものと思われます。
模型では金メッキが多少残っている状態にしたいと思います。
東西の外壁と破風板と懸魚をスチレンボードで作ります。
破風板は幅の狭い屋根で縁取られています。
片面段ボールを幅5ミリに切り、厚さ1ミリのスチレンボードに貼り付けます。断面部分には後で小さな釘を接着して軒丸瓦を表現します。
破風板にこの屋根を接着します。
破風板の金メッキを施した部分に薄い木の板を貼り付けます。
ガンダムカラーのMSグリーンを吹き付けます。
懸魚(げぎょ)を作ります。
懸魚とは、棟木や桁の木口を風雨から守るためにつけた板が装飾化したものと言われています。色々な形のものがありますが、天守に使われているのは、カブラの形をした蕪懸魚(かぶらげぎょ)です。
スチレンボードで作り、綠色に塗装します。六角形の薄板を貼り付け、中央に真鍮釘の頭部分を貼り付け、金色の塗料を塗ります。
破風板には大小様々な葵の紋がちりばめられています。
軒丸瓦は一般的には巴紋が使われますが、ここでは葵の紋です。
破風板を縁取る屋根の断面に小クギを埋め込み、綠色に塗装します。破風板の葵の紋の部分は金色の大小の点をちりばめます。
東西の外壁を貼り付け、破風板に隠れない部分はグレーに少し綠色を足した塗料を塗ります。
大棟の先端部分の鬼飾りに金色の塗料を塗ります。
降棟(くだりむね)を作ります。
幅6ミリ、厚さ1ミリ、幅4ミリ、厚さ2ミリ、幅2ミリ、厚さ1ミリのスチレンボードを少し長めに切り出します。
3枚貼り合わせたものを4組作ります。
屋根のカーブに合わせて、少し湾曲させます。
降棟の先端部分には鬼瓦が付いており、角のような鳥衾(とりぶすま)が突き出ています。鳥衾を表現するため、2ミリ角のヒノキ棒を削り出して貼り付けます。
綠色に塗装します。
作っておいた破風と懸魚と降棟を接着します。
次に、隅棟(すみむね)を作ります。
降り棟の湾曲はわずかでしたから、スチレンボードで作れましたが、隅棟は大きく湾曲しているので、細工のしやすいヒノキ板を使います。
厚さ2ミリのヒノキ板を屋根の合わせ目に合わせてカットします。これが隅棟の中心部になります。
この中心部と同じものをあと2枚作ります。
中心部を挟むように2枚を貼り合わせます。中心部より1ミリ下にずらします。
これは、屋根の合わせ目は峰になっていて、接着が難しいので、窪みを作って峰に被せ、しっかり接着する為です。
峰の形に合うように成形します。
隅棟の先端の写真です。
隅棟の先端には鬼瓦が付いており、角のように鳥衾(とりぶすま)が突き出ています。
屋根の合わせ目の丸瓦は他より長くできています。
2ミリ角の角材を成形し、貼り付けます。この部分が鳥衾になります。
長い丸瓦は楊枝の先端を隅棟の窪みに接着します。
屋根のカーブに合うように成形します。
綠色に塗装した後、屋根に貼り付けます。
残る3カ所も同じように作り、貼り付けます。
五層が完成しました。
次は初層の屋根を作ります。

五層の屋根を葺きます。
屋根の型紙を作ります。
何度か作り直してこの形に落ち着きました。
ケント紙から型紙通りに切り出して五層に貼り付けます。
裏側はこうなっています。
ケント紙を貼り付けてアルミ材を隠します。
南面と北面の溝の部分は薄板を貼り付けます。
屋根瓦を葺いていきます。
名古屋城大天守の屋根は慶長7年(1612年)に創建された当時は土瓦の本瓦葺きでした。
本瓦葺きとは、丸瓦と平瓦を交互に並べたものです。

創建から百数十年たった頃、大天守本体の傾斜が著しくなったため、宝暦2年(1752年)から大修理が行われています。
天守閣を持ち上げて石垣を積み直すという大工事でしたが、この時に重い土瓦を軽い銅瓦に替えています。
材質は変わりましたが形は本瓦葺きです。
この屋根を片面段ボールで表現する事にします。
屋根瓦の部分には細かい波型、軒裏には少し洗い波型の段ボールを使います。
まず、軒裏に波形を作ります。
実際の写真です。
この波型部分は、本来は屋根を支える垂木が露出している部分ですが、漆喰で埋めて波形になるように作られています。
この波形は片面段ボールで作ります。
段ボールの切り口に樹脂粘土を埋め込んで波型を表現しました。
これを軒裏に貼り付けます。
屋根の軒先は段ボールの断面部分に小さな釘を埋め込み、軒丸瓦(丸瓦の軒先に使われる瓦)を表現します。
名古屋城では軒丸瓦には三つ葉葵があしらわれています。
。
木工用ボンドではくっつかないのでエポキシ接着剤を使います。
こういう形になります。
段ボールの色は何種類か有りますが、目的の色が無かったので青色を使い、ガンダムカラーのMSグリーンを吹き付けました。
4面に貼り付けました。
下から見たところ。
この後、隅棟(黄色で着色した部分)と降棟(綠色で着色した部分)を取り付けます。

五層の屋根を作ります。
南面と北面に破風板を付けます。
破風は屋根を葺き終わった後にこのような形に作ります。
大棟は両端がわずかに反り上がっています。
薄板を貼り合わせて反り上がりを表現します。
屋根瓦を乗せる土台を作らなくてはなりませんが、実際の建物では垂木をびっしり並べます。
模型ですので、垂木を省略して何本かの細木を並べます。
しかし、五層の屋根は大棟から軒先にかけてゆったりしたカーブを描いていますのでどのようにしてカーブを作るのかが悩みどころです。
木材ではカーブを出すのが難しいので、アルミの細板を使う事にしました。
アルミの細板は厚さ2ミリのものが多いのですが、今回使うのは幅5ミリ、厚さ1ミリのものです。
東面と西面は横木の上に乗せていけばいいのですが、南面と北面は支えが有りませんので、破風板に穴を開け、そこを通す事にします。
こういう形になります。
破風板から出たアルミ板は、ほんの少し湾曲させます。
東面と西面はこのように貼ります。
大棟に先に塗装をほどこしておきます。
名古屋城天守閣の屋根瓦は二層から上が銅板でできています。
最初は赤銅色ですが、年を経ると緑青に覆われて青緑色になります。
屋根の色に一番近いと思われるガンダムカラーのMSグリーンを吹き付けました。
次は、屋根を葺いていきます。
屋根の四隅はかなり反り上がっているのですが、この反りを表現するのはかなり難しいので工夫のしどころです。

五層の屋根を作ります。
初層から四層までは天井が無く、梁がむき出しですが、五層だけは格天井が有ります。
母屋(廊・庇に対して家屋の中央部分)の天井部分を作ります。
母屋の上に乗せたところ。
ここをベースとして屋根を作っていきます。
昭和実測図の断面図を参考に作ります。
天井に梁を取り付け、柱用のホゾ穴を開けます。
柱はまず2ミリ×1ミリの板を芯材として立てます。
先端を削りホゾとします。
柱の芯材を立てます。
垂直と柱の間隔を適正に保つように定規ではさみます。
同じようにして他の芯材も立てていきます。
中央の芯材に大棟を取り付けます。
幅20ミリの板で芯材を挟みます。
大棟の上に飛び出た芯材はカットします。
他の柱には屋根を支える母屋と呼ばれる横木を渡します。
大棟と同様に幅2ミリの板で芯材を挟み込みます。
芯材と芯材の間の隙間を埋めます。
芯材の両側に同じ幅の板を貼り付け、厚さ3ミリの柱とします。
柱と柱の間に横木を渡します。
大棟の大きさをイメージできるよう、フィギュアを置いてみました。
筋交いを取り付けます。
次は南面と東面に破風板を取り付けます。

五層の外壁を作ろうとしたところ、梁が取り付けられない事がわかりましたので作り直しました。
作り直す前
作り直した後
図面を見直して、新たな発見が有りました。
五層の入側に四角い枠(黄色で示した部分)が有ります。
調べた所、矢狭間という事です。
五層と同じく、四層の入側にも矢狭間が有りました。
四層の矢狭間の図面です。
蝶番の付いた揚板が2枚。これを揚げて弓で外敵を攻撃します。
五層の入側に薄板を貼り付け、矢狭間を表現しました。
この真下には四層階段の登り口が有ります。
同じく、四層にも薄板を貼り付けました。
この真下には三層階段の登り口が有ります。
五層の外壁を作ります。
スチレンボードに窓の穴を切り抜きます。
桧材で窓枠を作ります。
単なる窓枠では無く、意匠がこらされています。
室内と同じように敷居、鴨居、長押が表現されています。
白のペイントをスプレーします。
裏面はこうなっています。
窓は片引き戸です。
釘隠しを小さな平釘の頭で作ります。
内面に貼り付ける釘は金色塗装ですが、外面に貼り付ける釘はくすんだ金色にしてあります。
窓の外側にくすんだ金色の釘隠しを貼り付けます。
内側にも金色の釘隠しを貼り付けます。
外面と内面を並べてみました。
現在の天守閣の写真。
窓は木製の片引き戸では無く、ガラス窓になっています。
外壁を取り付けます。
入側上部の梁を作ります。
梁を取り付けました。
四隅に長い梁を取り付けます。
梁の飛び出した部分を白く塗装します。
次は、五層の屋根を作ります。

四層の外壁を作ります。
窓を切り抜き、格子を付けます。
裏面です。
四層に接着し、三層に乗せてみました。
北面と南面の破風の間への出入り口は小さいので屈まないと出入りできません。
東面と西面は充分な大きさが有ります。
梁を作ります。
角を落として、壁から出っ張る部分を白いペイントで塗装します。
梁を取り付けます。
四隅の長い梁を取り付け、軒桁を付けます。
下から見上げたところ。
次は五層の外壁を作ります。

三層の南面・北面の梁上部に破風の間を作ります。
図面からではどういう形をしているのかよくわかりませんが、「こんな感じかな?」と想像して作ってみます。
1ミリ厚の板を貼り合わせて破風の間を4つ作ります。
梁の上に接着します。
階段部分の板を貼り付け、横の壁も付けます。
こんな感じになりました。
階段の踏み板を2枚の細木で作ります。
踏み板を接着します。
破風屋根を乗せる軒桁部分を作ります。
こんな感じになります。
三層まで重ねて上から見たところ。
次は、四層の外壁を作ります。

三層の東面・西面の梁上部に破風の間を作ります。
ほぼ二層上面の南面・北面の破風の間と同じ形です。
破風の間部分の横木(屋根を支える母屋)をカットします。
破風の間を作ります。
破風の間を取り付けます。
階段を取り付けます。
次は南面と北面の破風の間を作ります。
最近のコメント
3時間 28分前
4時間 50分前
6時間 59分前
7時間 2分前
9時間 2分前
11時間 31分前
11時間 54分前
14時間 7分前
14時間 28分前
20時間 45分前