五層の屋根を葺きます。
屋根の型紙を作ります。
何度か作り直してこの形に落ち着きました。
ケント紙から型紙通りに切り出して五層に貼り付けます。
裏側はこうなっています。
ケント紙を貼り付けてアルミ材を隠します。
南面と北面の溝の部分は薄板を貼り付けます。
屋根瓦を葺いていきます。
名古屋城大天守の屋根は慶長7年(1612年)に創建された当時は土瓦の本瓦葺きでした。
本瓦葺きとは、丸瓦と平瓦を交互に並べたものです。
創建から百数十年たった頃、大天守本体の傾斜が著しくなったため、宝暦2年(1752年)から大修理が行われています。
天守閣を持ち上げて石垣を積み直すという大工事でしたが、この時に重い土瓦を軽い銅瓦に替えています。
材質は変わりましたが形は本瓦葺きです。
この屋根を片面段ボールで表現する事にします。
屋根瓦の部分には細かい波型、軒裏には少し洗い波型の段ボールを使います。
まず、軒裏に波形を作ります。
実際の写真です。
この波型部分は、本来は屋根を支える垂木が露出している部分ですが、漆喰で埋めて波形になるように作られています。
この波形は片面段ボールで作ります。
段ボールの切り口に樹脂粘土を埋め込んで波型を表現しました。
これを軒裏に貼り付けます。
屋根の軒先は段ボールの断面部分に小さな釘を埋め込み、軒丸瓦(丸瓦の軒先に使われる瓦)を表現します。
名古屋城では軒丸瓦には三つ葉葵があしらわれています。
。
木工用ボンドではくっつかないのでエポキシ接着剤を使います。
こういう形になります。
段ボールの色は何種類か有りますが、目的の色が無かったので青色を使い、ガンダムカラーのMSグリーンを吹き付けました。
4面に貼り付けました。
下から見たところ。
この後、隅棟(黄色で着色した部分)と降棟(綠色で着色した部分)を取り付けます。
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