今は当たり前になっているグループベーシングの元祖が「もも缶プロジェクト」です。
さくらももこの『ももの缶詰』を分担して点訳しようと言う企画でした。この企画を出した時に、福井哲也さん(初歩から学ぶ英語点訳の著者)から以下のような応援メッセージをいただきました。福井哲也さんには、わからない事をたくさん教えていただきました。
さて、メンバーも集まり、分担も完成し、いよいよ電脳空間での初の試みがスタートしました。1991年4月22日の事です。以下、その時に私が書いたメッセージです。今から思えば、疑問なところも有る統一事項ですが。
そして無事初のグループ点訳が終了し、以下のメッセージをいただきました。
ナビールさんより
福井さんより
ナビールさんより
もも缶プロジェクト大成功だったわけですが、全てが順調と言うわけでは有りませんでした。
初めての試みと言う事で、私もちょっとハイになっていた部分が有りました。私が少し分かち書きに厳格だった事と、作業が遅れている人に催促した事に対して反発が有ったのです。
楽しみのために点訳をしているんだから、もっと気楽にやろうよ、と言う意見でした。
私は皆同じような考えで取り組んでいるものだと思いこんでいましたが、人それぞれだなと感じ、それ以後、私たちはいわゆる点訳ボランティアでは無く、自分の楽しみの為に好きな本を好きなペースで点訳すると言うスタンスを採る事になりました。この事は後に物議を醸すのですが、それはまた別の話で。
もも缶プロジェクトの成功により、グループで点訳する動きが活発になってきました。一人で全部点訳すると言う事は、初心者にとってはかなり困難な事なので、このやり方は好意的に受け入れられました。グループで点訳するので、「ぐるてん」と言う名前が付きました。
ニフティは大きなネットワークなので会員数も膨大です。FEYEだけでも1万人を超える会員がいました。ですから、全く点字の事はわからないけど点訳したいと言う方が毎日来られたのです。そこで、経験者がリーダーになって、全くの初心者にぐるてんをさせて、その中で点訳の勉強をして行こうと言う動きが出てきました。初心者の事を「ひよこ」、経験者の事を「親鳥」に見立て、「ひよてん」と称しました。後に「ひよこ組」となりました。
しかし、順風満帆と思われたFEYEの点訳活動にも暗雲が立ちこめてきたのです。
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