


一層の外壁を作ります。
昭和実測図から採寸して窓を開けます。
外壁と身舎は梁でつなぎます。
梁の通る部分に切り込みを入れます。
カッターナイフで窓を切り抜きます。
窓の大きさは縦15ミリ、横10ミリです。
窓には格子を取り付けます。
幅2ミリ、厚さ1ミリの板を窓の高さより1ミリ長く切り出します。
オイルステインに浸して焦げ茶色に着色します。
格子を壁の裏側から取り付けます。
まず上辺を窓の上部に当て、下辺をこじ入れます。
下辺はこじ入れた事により少し壊れますが、窓の上部、下部には桟が通りますから隠れます。
表側から見たところ。
格子の幅が少し広すぎます。1.5ミリ幅の板が有ればいいのですが無いのでこれで妥協します。
窓の下部には敷居が飛び出したような部分が有ります。
ここには降り込んだ雨水を排出する樋が取り付けてあります。
全体図ではよくわからないのですが、正面中央の破風板を見ると、凹型の樋で有ることがわかります。これは銅板でできていたということです。
しかし、今有るコンクリート造りの天守閣には水抜きの樋が有りません。
模型の場合幅2ミリしか無いので樋まで表現する事ができませんので、現在の天守閣と同じ形にします。
これで壁一面の表面が完成しました。
あと三面作った後、裏面を作ります。

ここまでは、主にヒノキ材で作ってきましたが、外壁は住宅模型に使われる紙張りスチレンボードを使います。
スチレンボードというのは、ポリスチレンフォームでできたボードの両面に上質紙を貼り付けたものです。
一層から三層までは5ミリ厚のスチレンボードを、四層と五層は4ミリ厚のスチレンボードを使います。
これを直角に貼り合わせると、スチレンボードの切り口が見えて見栄えが良くありません。
切り口が見えないようにするには、断面を正確に45度に切る必要が有ります。
少しでも45度からずれると写真のように直角になりません。
そこでよく使われるのが「紙一枚残し」というテクニックです。
スチレンボードは厚さ0.1ミリ程度の上質紙が両面に貼って有りますが、接着する部分の紙だけを残して残りを取り去ります。
残した紙の上にスチレンボードを直角に接着します。
残した紙でスチレンボードの切り口が隠れ、綺麗に仕上がります。
これまでに作ってきた各層は、4ミリ厚のシナベニヤの上に作ってあります。
スチレンボードの壁をその上に乗せると、シナベニヤの断面が見えて見栄えが悪くなりますので、この断面も残した紙で隠します。
壁の表面は漆喰が塗られているため白色ですが、内側は木材が使われていますので白色のままでは不自然です。
裏面だけ薄茶色に塗装します。
これは、紙とポリスチレンフォームの間にカッターナイフの刃先を入れる道具です。
カッター替え刃の下にもう一枚の替え刃を1センチほどずらして接着してあります。操作しやすいように木片をセロテープで貼り付けました。
刃先をスチレンボードに差し込み、この道具を滑らせると替え刃一枚分の厚みだけ残す事ができます。
替え刃の厚みは0.3ミリ程度で紙1枚よりは厚くなるのですが、特に問題はありません。
次に、シナベニヤの厚みだけカッターナイフで切り込みを入れていきます。
紙を切り抜かないように慎重に刃先を滑らせて行きます。
紙に到着寸前まで切り込んだら端を折ると余分な部分が取り去られます。
五層分の壁板を作りました。接着部分は紙一枚残しで取り去ってあります。
仮組みをしてみました。
これから窓を開け、格子を付け、内側に柱と窓上下の桟を付けます。
身舎と外壁は梁でつなぎます。
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