三層2階のリノベーションを行います。
閉館している天守閣で人気の有った2つのコーナーと茶屋を作ります。
まず、金鯱コーナーです。写真は閉館前に撮ったもの。
金鯱の上に乗ることもできたので人気のコーナーでした。
台座と背景を作り、海洋堂製のミニ金鯱を乗せます。
子供のフィギュア(市販品)を乗せ、北側左端の部屋に設置します。
次に石引体験コーナーです。写真は閉館前に撮ったものです。
ヒノキ材にモデリングペーストを塗り、石の雰囲気を出します。
木綿糸を茶色に着色し、木綿針に通した糸を石に巻き付けていきます。
アクリル板に銀色の線を描いた手すりを台座の手前に接着します。
石引職人を作ります。
細い銅線を組み合わせて、交差部分をハンダ付けします。これが芯になります。
銅線の芯に光硬化パテを塗り、職人の形を作ります。
石の手前に配置して完成。北側中央の部屋に設置します。
残る2室は、土産物屋と茶屋にする予定でしたが、ダンゴを食べるスペースが足りないので、土産物屋は地階の穴蔵に1室設ける事にして、茶屋と休憩所を作る事にしました。
ヒノキ材で茶屋を作ります。
メニューはダンゴのみ。セルフサービスで熱いお茶とダンゴの乗ったお盆を受け取ります。
小さく見えますが、幅4メートル、奥行き1.5メートルほどあります。
中には流し台、IHの湯沸かし器、ダンゴ用保管庫などが設置してあります。
休憩所のベンチをヒノキ材で作り、アクリル板に接着します。
フィギュアを配置しました。
茶屋と休憩所の配置です。
三層のリノベーションが完了しました。
三層1階をリノベーションします。
三層1階トイレに設備品を設置します。
大便器はヒノキ材で作り白く塗装しました。
小便器もヒノキ材で作り、黒い紙に貼り付けてあります。
折りたたみおむつ交換台、折りたたみ着替え台をヒノキ材で作ります。ベビーチェアは厚紙で作りました。
設備品をトイレ内に設置しました。上が女子トイレ、下が男子トイレです。
両方ともベビーカーごと入れます。
多機能トイレです。
オストメイト対応で、折りたたみの大型ベッドも配置します。
上から見たところ、左から、男子トイレ、女子トイレ、多機能トイレと並びます。
ベビールームです。
調乳用の湯沸かしを載せた流し台付きのテーブル、おむつ交換台、授乳室の椅子を作ります。
ベビールームを上から見たところ。
左から、調乳用湯沸かしスペース、おむつ交換台、授乳室です。
二層2階をリノベーションします。
現在、天守閣は閉館されているので内部を直接見る事はできないのですが、閉館した天守閣の内部を、Googleストリートビューで見る事ができます。
https://goo.gl/maps/ZA2byHbqnkJZeoy58
二層2階は博物館になります。現在閉館している天守閣も2階は博物館でしたが、企画展示が主でした。
展示ケースと掲示板を作ります。
二層2階のエレベーターホールにはすでにアクリル板の床張りと大型テレビが設置されています。
エレベーターホール頭上には三層床張りの大きな梁が通っています。
この梁は、岩手県奥州市の月山神社境内内山林から切り出されたものですが、切り株が名古屋城近くの「階段体験館(ステップなごや)」に展示されていました。
この切り株に、ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平選手(現在は、ドジャース所属)がMLBのために来日した際にサインをしていただきました。
梁の真下にサイン入り切り株のミニチュアを置きます。
大型テレビの前に設置していたベンチは大きすぎたため作り直しました。
展示パネルに写真等を貼り付けます。
展示パネルとフィギュアを配置してエレベーターホールのリノベーションは完了です。
残りの3室には展示ケースを置きます。
北西角の部屋には兜や甲冑を展示します。
兜は、電線の細い銅線をヒノキ棒に通して光硬化パテで固めて形を作ります。
甲冑は、適当なフィギュアを組み合わせて土台を作り、光硬化パテで固めてから成型します。
二層2階の床のつもりのアクリル板に兜と甲冑の展示ケースを載せます。
フィギュアを配置します。
エレベーターホール前の部屋の展示物を作ります。
アクリル板に乗せてフィギュアを配置します。
北東角の部屋には掛け軸などを展示します。
フィギュアを配置します。
二層2階令和エリアの配置はこうなります。
二層のリノベーションが完了しました。
二層、三層、四層は、上の層までの高さが7メートルほど有りますので、各層二階建てとします。
二層1階をリノベーションします。
トイレはすでにできているので、便器と手洗い、鏡を取り付けます。
便器はヒノキ棒を削って作りました。手洗いの前に銀色のラピーテープで作った鏡を貼り付けます。
三英傑の紹介パネルを作ります。
実物の写真です。
実物の写真を縮小印刷して北東角の部屋に設置しました。
アクリル板で展示ケースを作り、三英傑の部屋に置きます。
フィギュアを置くと大きさが実感できます。
フィギュアを配置して二層1階のリノベーションは完了です。
二層2階へはエレベーターを使うか、画面左下の階段を上ります。
初層のリノベーションです。
綠色に塗った壁とエレベーター部分はできあがっていますので、総合案内所とジオラマ、写真印刷用のコーナーを作ります。
ヒノキ材で総合案内所のカウンターと案内板を作ります。
背面の壁には、本丸御殿障壁画の松楓禽鳥図の原寸大レプリカを貼り付けます。
このような形になります。太い梁を支えている柱が邪魔でうまく撮れませんでした。
フィギュアを配置して上から眺めたところです。太い梁が邪魔をしています。
耐震に問題が有るので、天守は閉鎖されています。閉鎖前に撮った名古屋城のジオラマの写真です。
ヒノキ材とアクリル板でジオラマのケースを作ります。実際のケースは天井に照明が付いています。この天井を付けると上から眺めた場合、ジオラマが見えなくなりますので、せっかく作ったのですが、省略します。
ジオラマとフィギュアを配置しました。
エレベーター横のスペースにはテーブルを配置し、記念写真をプリントします。
三層2階には金鯱コーナーを作る予定です。撮影スタッフが撮った写真(有料)のデータはここに送られ、台紙に貼られた写真は総合案内所に運ばれます。
テーブルを置き、パソコンとプリンターを配置します。
各階のエレベーター横にはスプリンクラー装置の一部である消火用散水栓とAEDを配置します。、
ヒノキ材で作ったミニチュア。
エレベーター横に配置しました。
初層のリノベーション完了です。
令和エリアには観光客のフィギュアを配置します。
フィギュアは市販品で安価で適当なものが有れば購入し、無ければ自作にトライします。
フィギュアは作った事が無いので心配ですが。
アマゾンで2種類のフィギュアを購入しました。
ペイントして有るのは1:87~100サイズで、無塗装のものが1/100サイズです。
塗装済みが999円、無塗装が320円でした。
塗装済みのものは色が気に入らなかったので一旦薄め液に漬けて剥がしました。
天守のサイズが1/82なので、フィギュアの身長は19ミリから22ミリ程度に収まらないといけません。
塗装済みの方はそのまま使えそうですが、無塗装の方は小さすぎてこのままでは使えません。
一端塗装を剥がしたフィギュアに塗装を施しました。なかなか難しいです。
シチュエーションに合う適当な形が無い時は形の近いフィギュアを改造します。
無塗装のフィギュアを光硬化パテで包み、ヤスリとリューターで削って形を作ります。
写真は、インフォメーションスタッフを作った時のもの。
光硬化パテはLEDライトを1分当てるだけで硬化完了になりますので、大変便利です。
できあがりはかなりチープですが、これが精一杯です。
写真は車椅子に乗った人を作ったもの。
車輪はスプリングワッシャーを平らにしたものです。
印刷スタッフを作ります。椅子の脚は細い針金を使いました。
全体を光硬化パテで包み、削り出します。
三層1階の女子トイレは4室しかなく、不足する恐れが有るので二層1階のエレベーター横に女子トイレを増設します。
二層1階のリノベーション計画図です。
個室は5室ですが、必要最小限の大きさで、ベビーカーと一緒に入る事はできません。
ベビーチェアと折りたたみの着替え台は設置します。扉は内開きです。
トイレの壁面に原寸大レプリカの金鯱を飾ります。
排水設備用に床を6ミリかさ上げします。
かさ上げ分の階段を作ります。
壁を設置します。
個室を設置しました。
便器、手洗い、鏡などは後ほど付けます。
ディスプレイ用の金鯱です。海洋堂製のフィギュアを使います。
金鯱を見ると皆さん写真を撮りたくなるようです。
トイレ壁面前に金鯱を設置します。
二層2回のエレベーター横には120インチの8Kテレビを設置します。
ヒノキ材で作り、黒くペイントしました。
二層2階の床はスモークのアクリル板です。両面テープでテレビと木製の長椅子を接着します。
ここでは、名古屋城の所蔵品や名古屋城の四季、天守内の案内などのムービーが15分程度にまとめられて流されます。8Kで見る「名古屋城の四季」は圧倒的な映像美です。
アクリル板を取り付けます。
頭上の大きな梁が邪魔してテレビを付けたままではアクリル板が入りませんでしたので、テレビは後から取り付けました。
この梁は、岩手県奥州市の月山神社境内内山林に自生していた樹齢300年以上の赤松が使われています。
元口73センチ、末口60センチ、長さ17メートルの名古屋城最大の梁です。
次は初層のリノベーションに着手します。
三層1階をリノベーションし、トイレ、ベビールームを作ります。
昭和実測図の三層図面です。
アイボリーの部分をリノベーションします。
リノベーション計画図面です。
男子トイレ、女子トイレ共ベビーカーと一緒に入れる広さにします。
各部屋には便座以外に、幼児用いす、折りたたみ式おむつ交換台、折りたたみ式着替え台を設置します。扉は引き戸です。
寸法は実寸換算で男子トイレが1.8メートル×1.6メートル、女子トイレが2.1メートル×1.1メートル、多機能トイレが2.1メートル四方です。
ベビールームは、授乳室が2室で出入り口はアコーディオンカーテンです。
おむつ交換台が3台、シンク一体型調乳用温水器などを設置します。
女子トイレと多機能トイレの間にベビールームを作りたいのですが、幅が1.8メートルほどしか有りません。
そこで、女子トイレとの間の柱のスペースも利用する事にしました。
柱は太さが40センチほど有りますので、使える幅が2.2メートルになり、なんとか授乳室を設置できそうです。
さらに、柱とエレベーターシャフトの間の空間も加えるとおむつ交換台と温水器スペースは90センチほどスペースを広げる事ができます。
1ミリ厚のスチレンボードでトイレとベビールームを組み立て、図面の上に置いて配置を確認します。
トイレは床下に排水設備が必要ですが、床下は太い梁が通っていて汚水管を設置する事ができません。
そこで、床に5ミリ厚のスチレンペーパーと1ミリ厚のスチレンボードを敷き6ミリのかさ上げをしました。実寸換算で50センチほどの床下スペースができました。
もっと早く気づくべきでしたが、床をかさ上げした事により、鴨居までの高さが減り、頭をぶつける事がわかりました。
鴨居までの高さは2.5センチ、実寸換算で205センチですが、かさ上げにより1.9ミリ、実寸換算で156センチほどになります。これ以上の身長の人は頭をぶつけます。
そこで赤丸で示した6カ所の鴨居を取り去る事にしました。
最初から鴨居を付けなければ良かったのですが、付けたものを取り去るのは結構やっかいです。鋸などは使えませんので、細いヤスリで5ミリ角の鴨居を切り取ります。
鴨居を取り去り、壁板を貼り付けました。床の上質紙は後で張り直します。
トイレ、ベビールームを取り付けました。
ヒノキ材もスチレンボードも1ミリ厚が一番薄いのですが、1ミリは実寸換算で8センチほど有り、トイレのパーテーションには厚すぎます。厚手の写真用紙に色上質紙を貼り付け、厚さ0.5ミリほどのパーテーションを作りました。
床がかさ上げされているので、トイレやベビールームへ入るためにはスロープを上ります。
エレベーターホールに有る階段は3層2階に上がるためのものです。
この階段の下に男女トイレの入り口が有ります。
置いてあるだけで接着は後でします。
女子トイレの個室4室は充分とは言えません。行列ができてもいけないので、次は二層1階のエレベーターホールに女子トイレを作ります。
4層までの床張りと壁ができましたので、エレベーターシャフトを作ります。
ここからは虚構と現実の入り交じった書き方になります。模型には無いものも有るかのように書かれていますからご承知おきください。
エレベーターシャフト用に空けた穴は40ミリ×37ミリです。実寸に換算すると、3.3メートル×3メートルぐらいです。
展示用の荷物も運ぶので人荷用エレベーターとします。
二方向出入口タイプで、三層だけが南側の扉が開きます。
扉は2枚戸片開きです。
カゴ内寸は、幅22ミリ×奥行29ミリ×高さ27ミリです。
実寸に換算すると、1.8メートル×2.4メートル×2.2メートル程度です。
地階は江戸エリアと令和エリアを明確に分けていません。
御用御蔵と呼ばれる部屋が令和エリアとなりますが、床も壁も変更はせず、エレベーター入り口も御門風のデザインとします。
ヒノキ材でエレベーターシャフトを作ります。
床に接着します。
シャフト西面に壁を2枚立て、パイプスペースを作ります(赤丸部分)。
ここは給水管・配水管・スプリンクラー配管・空調用配管や電線・通信用光ケーブルなどが通ります。地階から四層まで同じ場所に有ります。
エレベーターホールは狭いのですが、特に出入りに不自由するほどではありません。
フィギュア(ピーエムオフィスエー 1/80超ミニフィギュア)を3体置いてみました。大人のフィギュアの身長は実寸換算で177センチほどです。
二層から上はスチレンボードでシャフトを作ります。
シャフトに1ミリ厚のスチレンボードを貼り付けます。
初層のシャフト穴にはめ込みました。
壁面との間に1ミリ厚のスチレンボードで壁を作ります。
米松の薄板を貼り付けます。
壁面とシャフトの間はパイプスペースですが、ここの空間は広いので他にも利用します。
スプリンクラー配管にはアラーム弁が付いていますので、不用意に触れないように壁で囲みます。
シャフト内の白い箱はカゴです。
エレベータードア横の白い箱は補助散水栓とAEDですが、これは後で付けます。
二層も同様に作ります。
二層から四層までは高さが7メートルほど有りますので、各層を2階建てにします。
2階の床は下の階が見えるようにスモークのアクリル板で作ります。
アクリル板を置いたところ。
アクリル板の上に二層2階のエレベーターシャフトを両面テープで接着します。
アクリル板の取り外しは小さな吸盤を使います。
二層2階も下の階と同じように壁を作ります。
三層1階です。
三層2階です。
四層です。
シャフトと壁の間はパイプスペースです。
エレベーターシャフトは地階から四層まで一本の管でできていますが、この模型では層を積み上げる都合上バラバラに作ってありますので、途中でずれないか心配です。
地階に小さなLEDライトを置いて、四層から眺めて見る事にします。
四層から地階を見たところです。
ずれていないので一安心。
昭和実測図(名古屋城総合事務所蔵)の黄色にペイントした部分が令和エリアです。
綠色の部分は江戸エリアと令和エリアを隔てる壁で、江戸エリア側から見ると引き戸ですが、開ける事はできません。
各層北西角の一間だけは引き戸が無く、江戸エリアと令和エリアの通行が可能です。
江戸エリアからこの通路に入る際に令和エリアが目に入らないように短い通路を作ります。
正面の壁には「是より先 令和時代」の張り紙が貼って有ります。不用意に令和エリアに入らないようにという配慮です。
初層から四層まで通路を作りました。
令和エリア側の出入り口にはエアカーテンの装置が取り付けてあります。
令和エリアは空調設備が有りますので、冷気・暖気を江戸エリアに逃がさないためです。
次は三層1階にトイレ、ベビールームを作ります。
一部の部屋をリノベーションして令和エリアを作ります。
天守は安土城を除いて生活のための設備は設けられていません。
各部屋は柱と間仕切りしか無く、設備を隠す場所はありません。
観光客を入れる建物の場合、トイレや給水設備、電気配線、防災設備は最低限設けなければなりませんがそれらは全て観光客の目に入ってしまいます。
せっかく史実に忠実に再現した天守ですから、余計なものは見たくありませんね。
そこで、一部の部屋を壁で囲み、現代の設備を全てそこに集約する事にしました。
現代の設備を目にしたく無い人は、壁で囲まれたエリアに入らなければ江戸時代の天守を堪能することができます。
戦災で焼失後に再建された天守閣は外観だけは忠実に再現されていますが、内部は博物館でした。この博物館も結構人気がありましたので、令和エリアを少し広く用意し、博物館としても利用できるように考えました。
では、リノベーションを開始します。
床はフローリング張りとし、壁は柱と柱の間を埋めます。
江戸エリア側から見た間仕切りです。
その裏はこうなっています。江戸エリアの間仕切りはダミーで開け閉めはできません。
柱と柱の間は2ミリ窪んでいます。ここを埋めてフラットな壁面を作ります。
2ミリ厚のスチレンボードをはめ込んでいきます。
壁一面がフラットになりました。
床はウォールナットの薄板を貼ります。
壁は米松の薄板を貼ります。
江戸エリアのヒノキとは違う色の壁にしたかったので米松を選んだのですが、かなり木目がしっかり出てちょっと不自然ですが、作成中に考える事にしてとりあえずこのままにしておきます。
初層の令和エリアの部屋ができました。
二層から四層までも同じように床と壁を作ります。
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