悟空さんのブログ

名古屋城木造天守閣模型を作る(46)

悟空さんのユーザアバター

四層を作ります。
広さは96畳です。

55.jpg

三層までは5ミリ角の柱でしたが、四層と五層は4ミリ角の柱を立てます。
幅4ミリの角材を3枚貼り合わせるのですが、1ミリの芯材に片側は2ミリ厚、もう片側は1ミリ厚の板を貼り、厚みが4ミリになるようにします。

56.JPG

上が5ミリ角、下が4ミリ角の柱です。1ミリ違うだけでかなり華奢な感じになります。

57.JPG

四層の建築現場です。

58.JPG

間仕切りを貼り終え、鴨居も取り付けました。

59.JPG

四層も中二階を作ります。
受け木を取り付けたところで気づきました。
階下は引き戸が無い部分が有るので部屋の間を行き来できるのですが、中二階は全て間仕切りが有るので密室になります。
間仕切りを一部切り抜き、通行可能としました。

60.JPG

二層、三層も同様に一部間仕切りを切り抜きました。

61.JPG

次は五層です。
五層は令和エリアは有りません。

62.jpg

引き戸が全く無いのでシンプルな感じです。

63.JPG

狭く見えるのですが、各部屋12畳有ります。
フィギュアを置いて大きさがイメージできるようにしてみました。
大人は実寸に換算すると身長177センチ、子供は130センチほどです。

64.JPG

五層まで積み上げました。
言わなければピラミッド型ダンジョンを作っているのかと思われるでしょうね。

65.JPG

名古屋城木造天守閣模型を作る(45)

悟空さんのユーザアバター

三層を作ります。
広さは160畳です。
黄色く塗られた部分が令和エリアです。

49.jpg

柱は64本立てます。
天井までの高さは実寸で7メートルほど有りますので、ここも中二階を作ります。

50.JPG

柱を立てます。

51.JPG

間仕切りを貼り終えました。

52.JPG

鴨居材を貼り付け、中二階用の受け木を貼り付けます。

53.JPG

三層まで積み上げてみました。

54.JPG

とりあえず三層の作成はここまでで、次は四層・五層の身舎を作ります。

名古屋城木造天守閣模型を作る(44)

悟空さんのユーザアバター

二層の身舎(母屋)を作ります。
部屋の広さは一層と同じで286畳です。
黄色に塗られた部分が令和エリアとなります。

42.jpg

二層の柱を作ります。
二層は天井までの高さが一層のほぼ2倍有ります。

43.JPG

柱を立て終えたら上部に飛び出した芯材を切り落とします。

44.JPG

鴨居材を片側だけ貼り付けます。

45.JPG

間仕切りを貼り付け、鴨居材のもう片側を貼り付けます。

46.JPG

二層は天井までの高さが実寸で6メートル以上有りますので、令和部分は中二階を作ります。
3ミリ角の角材の受け木を4センチ程度の高さの所に貼り付けます。ここに透明アクリル板を乗せて中二階の床とします。
各階の高さは2.8メートル程度になります。

47.JPG

一層の上に重ねてみました。

48.JPG

とりあえず二層の作成はここまでで、次は三層の身舎(母屋)を作ります。

名古屋城木造天守閣模型を作る(43)

悟空さんのユーザアバター

柱のへこんだ部分に鴨居を取り付けます。
まず鴨居材2枚のうち1枚を貼り付けます。

28.JPG

もう1枚も長さを調節して作っておきます。まだ接着はせず取り外しておきます。

29.jpg

間仕切り材を切り出します。
幅20ミリ、厚さ1ミリのヒノキ材と幅2ミリ、厚さ1ミリのヒノキ材を使います。
長い方は敷居から梁までの長さより1ミリ長く、短い方は鴨居下端から梁までの長さから1ミリ短く作ります。

30.JPG

柱と柱の間は21ミリ有るので、20ミリ幅では足りません。
20ミリ幅のヒノキ材に2ミリ幅のヒノキ材を接着し、幅22ミリの板を作ります。

31.jpg

柱と柱の間は21ミリですが、微妙にサイズが違いますので、板を少しずつ削りながら隙間のできないように貼り付けます。
長い方の板は敷居の溝にはめ込み鴨居材の方に倒し、接着します。

32.JPG

外しておいたもう片方の鴨居材を取り付けてみました。
鴨居の下はこのままでは引き戸の雰囲気が出ませんので引き戸を作ります。

33.JPG

幅10ミリ、厚さ1ミリの板を25ミリの長さに切り出します。
立体感を出すために木端をウエザリングマスターのススで汚します。

34.JPG

引き戸部分の右側に貼り付けます。

35.JPG

一面が完成しました。

36.JPG

全面完成。

37.JPG

図面の黄色に塗られた部分が令和エリアです。
綠色に塗られた部分は締め切られた引き戸で江戸エリアとの通行はできません。
紫色の箇所だけ引き戸が無く、通行が可能となっています。

38.jpg

作っていてドラゴンクエストを思い出しました。
城やダンジョンでは隣の部屋が見えているのに簡単には行く事ができません。
大きさがイメージできるようにフィギュアを置いてみました。

39.JPG

40.JPG

大人の男性のフィギュアは21.6ミリで、実寸に換算すると身長177センチです。

41.JPG

名古屋城木造天守閣模型を作る(42)

悟空さんのユーザアバター

一層の柱を立てます。

まず、作業台とスペーサーを作ります。
写真左が作業台。4ミリ幅、厚さ1ミリの板を5ミリ角の角材で挟んで有ります。
中央に幅1ミリ、深さ1ミリの溝ができます。
写真右が鴨居材を貼り付ける時の溝を作るスペーサーです。
4ミリ幅、1ミリ厚の板を4ミリ角の角材で挟みます。

18.jpg

作業台に柱の芯材を立てます。
芯材の両側に5ミリ幅、2ミリ厚、長さ25ミリの角材を両側に貼り付けます。
この25ミリは引き戸の高さで1層から5層まで共通です。

19.jpg

接着が完了したら作業台から抜きます。基部の飛び出た部分がホゾになります。
芯材をスペーサーで挟み、長さ13ミリの角材を両側に貼り付けます。

20.jpg

スペーサーを取り外して1本完成。
このへこんだ部分には写真右のように鴨居材を両側から貼り付けます。

21.jpg

1層分、92本の柱が完成しました。

22.JPG

取り外しておいた梁のホゾ穴に柱の芯材を通します。

23.JPG

柱の基部のホゾを床のホゾ穴にはめ込み、接着します。
柱上部と梁は少し離しておきます。

24.JPG

柱上部の芯材に接着剤を付け、梁を降ろします。

25.JPG

梁が浮き上がらないように重しを乗せ、接着が完了するまで待ちます。

26.JPG

接着が完了したら、飛び出た芯材をカットします。
この後、鴨居材を貼り付け、間仕切りを作ります。

27.JPG

名古屋城木造天守閣模型を作る(41)

悟空さんのユーザアバター

一層の敷居を敷き終わりました。
これから、梁を作っていきます。
梁はたくさん有るのですが、全部表現すると部屋の中が見えにくくなりますので、柱と接する部分だけとします。

敷居に空けたホゾ穴に幅5ミリ、厚さ1ミリのピンを立てます。

11.JPG

ピンを挟むように幅5ミリ、厚さ2ミリの板を置き、洗濯ばさみで固定します。
ピンとピンの間の隙間に幅5ミリ、厚さ1ミリの板を接着剤を着けて挟み込みます。

12.JPG

一列完成しました。

13.JPG

江戸エリアと令和エリアの堺は引き戸が閉め切られた形になります。
この堺以外は引き戸が無いのでホゾ穴とホゾ穴の間は1ミリ角の棒で埋められていますが、堺の部分は後で引き戸を作るために埋めてありません。
ピンを正確な位置に立てるためにマスキングテープで印を付けました。
このテープとテープの間にピンを立てます。

14.JPG

全部貼り終わりました。

15.JPG

ピンを引き抜き、床から外します。

16.JPG

次は柱です。
92本分の材料を切り出しました。

17.JPG

名古屋城木造天守閣模型を作る(40)

悟空さんのユーザアバター

名古屋市の木造天守閣構想は問題山積でいつ実現するかわかりませんが、せめて模型でバーチャル天守閣探訪を試みようと思います。
こんな天守閣が有ったらいいな、という願望を一杯詰め込んでみます。

一般的に城の模型は外観だけで内部を見られるものはほとんど有りません。
今回作る天守閣模型は、5層を積み上げる構造で、各層の内部を上から眺められるように作ります。
1層から4層までは身舎(母屋)の部分を「江戸エリア」と「令和エリア」に分け、令和エリアは現在のコンクリート天守のように博物館的機能を持たせます。

以下の黄色く塗られた部分が令和エリアです。大きな黒い穴はエレベーターシャフトです。
江戸エリアは引き戸は全て取り払われていますが、令和エリアは綠色で塗られた部分の引き戸が閉め切られ、江戸エリアと令和エリアは行き来ができません。
ただ一カ所だけ、紫色の部分は引き戸が無く、江戸エリアと令和エリアの行き来が可能となっています。

基本構造は昭和実測図のとおりですが、エレベーター用の大きな穴とこの部分の梁が無い事だけが違います。
柱は1本も省略せず、一つの部屋を分割する事も有りません。

城マニアの人で天守閣内でエレベーターなんか見たくないと言う人は、令和エリアを全く見る事なく観覧する事ができます。
江戸エリアを観覧中にトイレに行きたくなったり、真夏の猛暑での観覧で熱中症になりそうになった時は、紫色の出入り口から令和エリアに入り、エアコンの効いた部屋で休んだり自動販売機で経口補水液を買う事も可能です。

一層

07.jpg

二層
08.jpg

三層
09.jpg

四層
10.jpg

名古屋城木造天守閣模型を作る(39)

悟空さんのユーザアバター

前回作った模型は軸組模型でした。

中の部屋まで図面どおりに忠実に作成してあるのですが、太い柱や密集した屋根材に遮られて中がよく見えません。

01.JPG

02.JPG

今回の模型は各層を分離して内部が見られるタイプにします。
重箱のように5層を積み上げます。

構造は軸組模型と同様で、縮尺も同じ82分の1です。
身舎(母屋)と呼ばれる部屋の周りを入側(武者走り)がぐるりと取り囲む構造になっています。

では、作成開始です。

床材として、4ミリ厚のシナベニヤを使います。3ミリでも良かったのですが、あいにく4ミリしか有りませんでした。

昭和実測図のとおりに鉛筆で敷居の線を引きます。

03.JPG

敷居は2ミリ幅、厚さ1ミリのヒノキ棒を1ミリの間隔を空けて2本平行に床板に貼り付けます。
曲がらないように3ミリ厚のアクリル板をガイドにしてまず1本貼り付け、厚さ1ミリのアクリル板を挟んでもう1本を貼り付けます。

04.JPG

柱が立つ部分5ミリの幅を除いて1ミリ角のヒノキ棒を2本の棒の間に貼り付けます。

05.JPG

1層目の敷居が完成しました。
5ミリ幅の穴は柱を立てる時のホゾ穴になります。

06.JPG

名古屋城木造天守閣模型を作る(38)

悟空さんのユーザアバター

木造天守閣の第二弾を計画しています。
一昨年に作った天守閣は軸組模型でしたが、今度はリアルさを追求してみます。
完成イメージは、天守閣内に展示されていた模型をお手本にします。
形だけの張りぼてでは無く、中身がぎっしり詰まったものを計画しています。

m0.jpg

 

サイズは一昨年に作った軸組モデルと同じ82分の1で、室内はヒノキ棒、壁や屋根はスチロールボード等で作ります。

細部の作りを調べるために軸組モデルを見ていましたが、窓が窓に見えないので取り去る事にしました。
ちょっとすっきりして内部の柱や階段も見えるようになりました。

m1.jpg

名古屋城木造天守閣模型を作る(37)

悟空さんのユーザアバター

5階の屋根が完成しました。
大棟の上に金鯱を乗せれば完成です。

37-1.JPG

鯱は姿は魚で頭は虎、大棟の両端に取り付けられ、天守の守り神となっています。
天守が火事の際は口から水を噴きだし火を消すとされています。
夫婦一対で、北側が雄で南側が雌です。
雄の方が少し大きく、口の開きが少し大きめです。
創建時に使われていた金は、慶長大判にして1,940枚分、純金量に換算すると218kgに相当します。
尾張藩の財政難の時にはこの金が使われ、代わりに純度を落とした金が貼り付けられました。
これが3度繰り返されました。現在は18金の金板が88kgで、純金量換算で66kgしか有りません。

この実測図や写真を撮るために足場が組まれていたのですが、この足場を利用して金の鱗58枚が盗まれています。
その後金鯱はどうなったかと言うと、戦災で天守閣が焼失した後、6.6キロだけ溶解状態で焼跡から発見され、金の茶釜と名古屋市旗の傘頭に作り直されています。
ですから現在の金鯱には元々の金鯱の金は使われていません。

名古屋城総合事務所所蔵

37-2.jpg

細工が細かくなると木の端からポロポロと崩れてしまうので、ヒノキ材で作るのは断念、既製品を使う事にしました。

海洋堂製のフィギュアです。さすが海洋堂、細工が細かいです。
サイズは若干小さめです。

37-3.JPG

エポキシ系接着剤でくっつけます。
金ピカで無いのでヒノキ材とマッチしています。

37-4.JPG

完成です。
東面

37-5.JPG

西面
37-6.JPG

南面
37-7.JPG

北面
37-8.JPG

北東から
37-9.JPG

南東から
37-10.JPG

37-11.JPG

石垣は詳細な図面が入手できたら考えてみたいと思います。

コンテンツ配信