点訳エディタで6点入力の設定をしても、思い通りの文字が入力できない場合が有ります。これはキーボードが6点入力に対応していないためです。6点入力されたい方は、6点入力に対応したキーボードを接続する必要が有ります。
6点入力可能なキーボードを見つけるポイント、それは「Nキーロールオーバー」です。
商品説明に「Nキーロールオーバーに対応」と書いて有れば、そのキーボードは6点入力が可能です。
Nキーロールオーバーとは、複数のキーが同時に押打されたときに、そのキー全てを読取れる機能です。
これを実現するためには、全てのキーに電流逆流防止のダイオードを付ける必要があり、コストが高くなる為、安価なキーボードにはほとんどこの機能は搭載されていません。
では、Nキーロールオーバーに対応していないキーボードでは6点入力は不可能かというと、そうとも言えず、パーキンス方式での6点入力が可能なキーボードはたくさん有ります。
実際に、「fdsjkl」のキーボードを同時に押して、画面にこの6文字が表示されればパーキンス方式での6点入力は可能です。
カニタイプでの6点入力をする場合には、Nキーロールオーバーのキーボードを選択する必要が有ります。
Nキーロールオーバーのキーボードはいくつでも同時押しを認識しますが、USB接続の場合は、6個までしか同時押しを認識しません。これはUSBの仕様によるものです。しかし、点字の6点入力では7つ以上のキーの同時押しをする事は有りませんので、問題にはなりません。
6点入力ができるだけで良いのであれば比較的安価なキーボードも多数有りますが、指が疲れにくい、打鍵感が良い、耐久力が優れている、等を求めるとかなり高価になります。
タイピングを仕事にしている人の多くが使用している東プレのRealForceキーボードはこれらの条件を満たしていると言われますが、疲れやすさや打鍵感は実際に打ってみないとわかりません。
【注意】
「キーロールオーバー」の先頭には必ず「N」
が付かないといけません。
「3キーロールオーバー」などのように先頭が数字の場合は「Nキーロールオーバー」ではありません。
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