ハッチーさん、こんにちは。
「獏、石榴ソース和え」をアップしますので、お時間できましたらよろしくお願いします。
【タイトル】獏、石榴ソース和え
【著 者】石沢麻依
【掲 載 誌】群像2023年2月号
【発 行】2023年2月1日(1月7日発売)
【ファイル】zakuro・90頁
【内 容】
黄ばんだ赤く厚い皮にナイフが沈むと、紅を閉じ込めた透明な粒が姿を現す。そして、たた、と血の色が滴り落ちる。半ば透ける卵色の薄皮は、黒ずんだ緋色を覆う瞼と見えるだろう。
〈漢字の読み〉
1)紅 → この読みを決めるのに何日もかかったけれど、結局?です。
2)突く→ 「つく」か「つつく」か。
〈追加作品〉
「琥珀の家の掌」群像2023年10月号
〈感想ほか〉
1)「甲虫」、カフカの甲虫の読みは?と思ったら以下がおもしろかったです。
国会図書館のレファレンス
カフカの小説「変身」で主人公が変身した虫の種類を知りたい。
Https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000313646
2)ザーラって誰? 有名作品の登場人物にいるのかな?と思って調べたけれどわかりませんでした。
3)「あなたと私」って最初はよくわかりませんでしたが、どうも「鏡」を指しているのではなかろうかと。
4)木男→ピエロを連想して、シェーンベルク《月に憑かれたピエロ》をン十年ぶりに、全部(30分)聞いてしまいました。おまけで498票目のイイネを。それにしても箒の柄でリズムよく天井を突くなんて、何だか怖いのにおかしいような不可思議な描写でした。
5)ボスの「快楽の園」、専門でしょうけど教養が詰まってて奥が深くて。やっぱり色ですね。今回は赤系。
今回の作品、とても好きでした。(淮)
Re: 飲:「獏、石榴ソース和え」アップ>ハッチーさん
2023.09.20 (水) 21:38 by ハッチー淮さん、こんにちは。
データお預かりしました。
確認させていただきます。
またまた私の頭の中に???が飛び交いそうです。
追加作品、了解しました。
*ハッチー*
Re: 飲:「獏、石榴ソース和え」アップ>ハッチーさん
2023.09.26 (火) 14:53 by ハッチー淮さん、こんにちは。
確認させていただきました。
気付いたのは以下の1点のみです。
5-11(85-6) ナマッチロイ → ナマジロイ
岩波国語辞典:なまじろい【生白い】 強調しては「なまっちろい」と言う。
広辞苑:なまっ‐ちろ・い【生っ白い】
〈漢字の読み〉について
紅:くれない、この読み好みです。
突く:「つく」「つつく」の読み分け、賛成です。
原本p96の「鶏肉」ですが、以前に「ケイニク」か「トリニク」か話題にあがったことがあったような気もするのですが? 忘却の彼方・・・
点訳フォーラム:皮なしの鶏肉 カワ■ナシノ■トリニク
あと、原本p88の「杯」という表現に違和感がありました。お酒を入れるんじゃないから「紙の容器」とか「コップ」とか・・・
それから「紅い」と「赤い」、著者がどう使い分けているのか分からなかったです。
朝の散歩、秋の空気が感じられて快適です。
*ハッチー*
Re: 飲:「獏、石榴ソース和え」アップ>ハッチーさん
2023.09.26 (火) 18:02 by 淮ハッチーさん、こんにちは。
確認ありがとうございました。
以下1箇所変更したBファイルを添付します。
5-11 なまっちろい → なまし゛ろい
「くれない」「突く」、ホッとしました。
>原本p96の「鶏肉」ですが、以前に「ケイニク」か「トリニク」か
これは、自分では「トリニク」です。
以前、きょうこさんは「ケイニク」(多分関西では)とお聞きしました。
(そういえば、ハッチーさんは関西系になるのか!)
今回のこの場面で「とりにく」と読むと、前後から鶏以外の「とり」の可能性も出てきそうで、わざと「けいにく」としました。鵞鳥・七面鳥と表現されているので、余計な心配かもしれませんけど。
>原本p88の「杯」という表現に違和感がありました。
そうですよね。まあ「紙の杯」とあるし、ヘンなのは慣れてるし。
母語が日本語なのかなと時々不思議で、(私にとって)日本語の使い方の受け入れ度数順(?)
グレゴリー・ケズナジャット>石沢麻依>李琴峰
>「紅い」と「赤い」、著者がどう使い分けているのか分からなかったです。
赤のグラデーション、気分、気分で流してます。
zakuro_b.zip自分では、そういう読み方すること多いです。
そうだ、1作ごとに1画、1画をテーマに1作ならこの著者いくらでも創作可能ですよね。(淮)
┗━淮(わいY)━┓