SB:「喜びの涙をあなたと」が完成しました。

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大変遅くなりましたが、「喜びの涙をあなたと」が完成しましたので添付します。

分かち書きの修正はほとんど有りませんでしたが、以下気の付いた点です。
私は分かち書きより、原本に忠実に書いたり、漢字を正しく読む事の方に重点を置いています。
漢字には複数の読みも有る場合が多く、どちらでも良い場合は私の好みの方で統一して有ります。
また、同じ漢字でも場面によって読み分けないと不自然になる場合が有りますので気をつけてください。
普段発音している言葉が国語辞典で調べると違う場合が有ります。そういう場合は他の人に聞いてもらってください。10人中8人が辞書と違った発音の場合はその辞書の読みは古くなっている可能性が有ります。
特に広辞苑の読みは現在では流通していない場合が有りますので安易に広辞苑に頼らないようにしてください。

また、家族や親戚関係を表す語は実際の関係がわかるような漢字を使っています。しかし、そのまま辞書どおりに読むと不自然に感じられます。特に翻訳物はストレートに漢字に置き換えていますので目で読んでいる限り不自然は無いのですが発音すると不自然になります。
みなさん、きっちり辞書通りに読まれますので、これも発音して他の人に感想を聞いてみてください。

「義兄(ぎけい)」「異母兄(いぼけい)」「異母妹(いぼまい)」などはそういう関係を説明しなければならないシーンではそのように読みますが、会話の中で使う事はほとんど有りません。
本書には出てきませんが、いとこ関係は全て「いとこ」と読むのが自然です。
「従兄弟」「従姉妹」「従姉」「従妹」「従兄」「従弟」など発音してみてください。
「明日、じゅうけいていが訪ねて来る」--不自然ですよね。

本書の「義兄」「異母兄」は「あに」と読みました。

以下、カッコ内は原本頁です。

された にゅーじしつだったのに、 しさんに(55)
された にゅーじしつだったのに、 しざんに

※ 「死産」は広辞苑では「しさん」になっていますが、普通は「しざん」と濁っているようです。こういう昔は濁らないが現在は濁るケースはたくさん有ります。

かのじょの かおに とどまった。(79) 
かのじょの かおに とまった。 

ゆーべと おなじ、 この なやで」(82)
さくやと おなじ、 この なやで」

※ 「昨夜」を「ゆうべ」と読まれる方は多いですね。広辞苑では「昨夜気(ゆうべけ)」など有りますが、普通は「さくや」です。

かのじょわ よごれて しまった。(104)
かのじょわ けがれて しまった。

※ 点字では特に気をつけなくてはならないケースです。どちらで読んでも良さそうですが意味合いは違ってきます。物理的に汚れるような場合は「よごれる」ですが、人格とか名誉とか目に見えないものが貶められる時には「けがれる」を使います。

こえに つられて おおきな こえで はんぱく した。(133)
こえに つられて おおきな こえで はんばく した。

※ わざわざルビで「ハンバク」と教えてくれています。

かのじょわ かれに ばちを あたえたいと(149)
かのじょわ かれに ばつを あたえたいと

※ 「ばちがあたる」とは言いますが「ばちをあたえる」は無いですね。

ばなーの からだを ふれる ことを、(151)
ばなーの からだを さわる ことを、

※ 「触る(さわる)」「触れる(ふれる)」ですね。
   送り仮名が無くても「からだを ふれる」はおかしいです。「からだに ふれる」ならいいですが。

そのよーな あそび こころを(151)
そのよーな あそびごころを

その くちを よごし、(152)
その くちを けがし、

かくれんぼを して あそんで いた りヴぁー べんと(182)
かくれんぼを して あそんで いた りヴぁー べんど

むねの ほそく ちぢれた きんいろに(184)
むねの こまかく ちぢれた きんいろに

※ 「細かく」と送り仮名が付いていますので「ほそく」とは読めません。

なみうつ けんわ すべて くっきりと うかびあがって いる。
なみうつ けんわ すべて くっきりと うきあがって いる。

いなづまに(220)
いなずまに

※ これはよく見ますので気をつけてください。「妻(つま)」は濁れば「づま」ですが、「稲妻」になると「ずま」となります。

ぶーつを ぬいで らんぼーに ゆかに(487)
ぶーつを ぬいで らんざつに ゆかに

りヴぁー べんとに いった ことわ ないぜ」(497)
りヴぁー べんどに いった ことわ ないぜ」

ぐーぜん ほーとわーすで かのじょに(551)
ぐーぜん ふぉーとわーすで かのじょに

けだもののよーに どなって おどして いた。(569)
けもののよーに どなって おどして いた。

※ 人間に非ずと言う意味のときは「けだもの」を使いますが、普通に獣を指す場合は「けもの」です。

ずじょーの きの はが そよかぜで(605)
ずじょーの このはが そよかぜで

※ 葉っぱを指す時は「このは」で一語です。区切る場合は「あの木の葉の色を見ろよ」などのように「木の」+「葉」です。「男の子」なども同様に考えます。

てを のばして りでぃあを ひきよせ、 かのじょの せなを(623)
てを のばして りでぃあを ひきよせ、 かのじょの せを

ひょーりゅーぶつのよーに、(660)
ひょーちゃくぶつのよーに、 

その他タイプミスとして、じゅいく(ジェイク)、あたたに(あなたに)、きゅく(客)、じょっとがん(ショットガン)、しゅっちゅー(しょっちゅう)

                         悟空

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Re: SB:「喜びの涙をあなたと」が完成しました。

申し訳有りません。奥付に一部間違いがありました。
修正をお願いします。

どくしゃがり → どくしゃがかり
ぜい□べつ → ぜいべつ

                       悟空

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