淮さん、こんにちは。
「海岸通り」データ、アップします。
「おとしょり」「うまやらし」などは点訳者説明が必要か?とも思いましたが、人物設定は分かっているので不要と判断しました。
因みに、『となりのトトロ』に出てくるめいちゃんの「トモコロシ」を思い出しました笑
ネットで調べたら「ンポラ」と単独で言うことはないようなので、「ンポランポラ」は一語と判断しました。
「佐」の説明には苦慮しました。
誤読の可能性がないのはこれしかない、と思いましたが、他にもっと良い熟語はないでしょうか。
以上のほかは特に調べることも迷うこともなく、こういう句読点や「 」の使い方、選ぶ言葉も好きなので、気持ちよく読めました。
外国人労働者、貧困、希望が持てない現実、徹底した自己中……この時代をリアルに描いているように感じましたが、この作家がこういう種類の小説を書いたのは驚きました。
そうそう、『文學界』の掲載号、まだ順番が回ってきません。
よろしくお願いします。
___koneco(=^--^)。o○
【タイトル】海岸通り
【著 者 名】坂崎かおる
【掲 載 誌】文學界 2024年2月号
【発 行】2024年2月1日
【ファイル】kaigandori・160頁
【内 容】
第171回芥川賞候補作。海辺の老人ホーム「雲母園」で派遣の清掃員として働くわたし、クズミ。ウガンダから来た同僚マリアさん。サボりぐせのある元同僚の神崎さん。ニセモノのバス停で来ないバスを毎日待っている入居者のサトウさん。さまざまな人物が、正しさとまちがい、本物とニセモノの境をこえて踊る、静かな物語。
Re: 龍:「kaigandori」アップ>淮さん
2024.06.30 (日) 17:07 by 淮konecoさん、こんにちは。
ファイルお預かりします。
ちょうど地元紙に、豊崎由美氏の「芥川賞を予想する」が載りました。
好きな作品の順が朝比奈→尾崎→坂崎→松永→向坂。
受賞予想は、本命が朝比奈、対抗が松永、穴が尾崎、だそうです。
坂崎作は「辛抱強い語りが素晴らしい作品」だそうです。
>「でも、知ってるにおいだよ」男の子は強情だった。「僕、これに、会ったことがある」
会ったことがあるにおいって何だろう……?
個人的に好きな順は、朝比奈→松永→坂崎でした。
坂崎作、松永作は全く読んでなかったので(尾崎作は途中挫折しばしば)、読むことができてラッキーでした。(淮)
┗━淮(わいY)━┓