名古屋城木造天守閣模型を作る(19)

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2階の柱で使ったホゾ穴は3階では半間分ずれているので使えません。
ここは埋めてしまいます。

19-1.JPG

3階外回りの柱を作ります。
1階、2階の柱と違ってホゾが有りません。

19-2.JPG

5ミリ角の断面しか無い柱は、接着剤でくっつけてもすぐに外れてしまいます。
釘隠しを作った真鍮釘の残りを埋め込んで画鋲のような形を作ります。
これだけで柱が外れる事は防げます。

19-3.JPG

ホゾ組をしないので柱を立てても不安定です。
上端の位置を揃えてクリップで止め、接着が完了するのを待ちます。

19-4.JPG

武者走り上の梁を作ります。
3枚の板を貼り合わせ、形を整えます。

19-5.JPG

整形前の梁を取り付けて長さに過不足が無い事を確認。
これは一旦取り外し、形を整えて、2階の屋根が完成したら接着します。

19-6.JPG

模型を作っていると、資料をいろいろ調べる為に、今まで知らなかった事とか、誤解していた事がわかってきます。

天守閣には殿様の居室は無く、柱と引き戸ばかりで巨大な倉庫のようなものだということがわかりました。
現在天守閣の木造復元が計画されていますが、完成したばかりの時は大勢の人で混雑するでしょうが、どの部屋を見ても同じ造りで、しかもがらんどうですので、リピーターは少ないのでは無いかと思います。

殿様は、天守閣では無く、本丸御殿で暮らしていたとばかり思っていたら、実は本丸御殿は江戸の将軍のために建てられたもので、尾張の殿様は二の丸御殿に住んでいたそうです。
どうりで復元された本丸御殿を見た時に生活感を感じなかったわけです。

2階以上の屋根の上に破風が乗っていますが、単なる飾りでは無く、中に部屋が有ります。
作業工程がひとつ増えてしまいました。

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