点字つき絵本出版記念イベントのお知らせ

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池袋ジュンク堂で二月六日の点字付き絵本三社同時出版を記念して、手で読む絵本のフェアとイベントがあります。
「ノンタン・自動車ぶっぶー」と「こぐまちゃんの動物園」、「迷路」の三冊ですが、触図校正に横浜市立盲特別支援学校も関わっています。お近くの方、よかったらお立ち寄りください。

私は2/19のトーク・イベントに行くつもりです。
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『てんじつきさわるえほん』シリーズができるまで~3社同時出版となった点字つき絵本、その実現までのエピソード~

■日時:2013年2月19日(火)19時30分 ~

<コーディネーター>
岩田 美津子(NPO法人てんやく絵本ふれあい文庫)
<発言者>
千葉 美香(偕成社 編集者)
関谷 裕子(こぐま社 編集者)
北川 吉隆(小学館 編集者)

大阪にある、NPO法人てんやく絵本ふれあい文庫では、「絵本を必要とする目の見えない人が、いつでもどこでも気軽に絵本を楽しめるように」を目的に、30年近く、てんやく絵本の製作と貸し出し事業を行ってきました。しかし本当は、書店や図書館の
棚に、点字のついた絵本が「商品」として並んでいて欲しいのです。その思いに賛同してくださった出版関係者の皆様と発足させたのが、「点字つき絵本の出版と普及を考える会」です。
その会が、2012年の4月、発足10周年を迎えました。「何か記念事業ができないか」と生まれた企画が、同じシリーズ名で点字つき絵本を出そうということでした。山あり谷あり、いくつもの壁を乗り越えて、この企画は実現しました。それぞれ編集を担当された3名と、出版にまつわるエピソードをお届けします。点字つき絵本に興味がおありの皆さん、点字つき絵本を読みたいと思っておられる皆さん、ご来場をお待ちしています。

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Re: 点字つき絵本出版記念イベントのお知らせ

 は~い、行きます。 申し込みとかあったらヨロシクお願いします。

 遅い時間ならワンコの散歩に行ってから行けるので
ある意味ラッキーかも。でも翌日辛いかなぁ。
時間遅いから、なかなかトークイベントへの参加者は
少ないかもですね。

                   ちゃま

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Re: 点字つき絵本出版記念イベントのお知らせ

のぐさん、お知らせありがとうございます。
フェア開催中に触りに行きたいと思っています。

東京新聞朝刊の一面にデカデカ載ってました。
記事を撮したのですが、コメントにイメージは付けられないようですし、写真で文字が読める状態ではないので、以下に全文を。

2013.2.4 東京新聞

点字絵本広がれ
 視覚障害のある人が手で触りながら読むことのできる点字付き絵本を広めようと、小学館など三つの出版社が協力し、作品の同時刊行を企画している。社の垣根を越えて書店でシリーズ展開することで、普及の足掛かりをつくるのが狙いだ。(中村陽子)

 点字付き絵本は、文章に合わせた点訳のほか、絵の部分にも透明な樹脂で凹凸がつき、触って形が分かる。今回、刊行されるのは、突起を指でたどって遊べる『さわるめいろ』(小学館、一九九五円)と、人気キャラクターが主人公の『ノンタン じどうしゃぶっぶー』(僧成社、一二六〇円)、ロングセラーの『こぐまちゃんとどうぶつえん』(こぐま社、一二六〇円)の三冊。今月五日ごろから書店に並ぶ。

いまだ出版60冊
 こぐま社の担当編集者の関谷裕子さんによると、点字付き絵本は特殊な印刷・加工が必要で、製作コストがかさむ。図書館には点字の絵本が充実しているところもあるが、ボランティアなどの手づくりがほとんどで、出版物として流通しているのは、現在約六十点にとどまる。「視覚障害のある人が、見える人と一緒に楽しめる本を作りたい。図書館で借りる以外の選択肢も増やさなければ」と関谷さん。
 各社の担当者は、情報を共有することで、少しでもロスを減らし、刊行作品を増やそうと二〇〇二年、ほかの出版社や印刷会社、書店などの有志と「点字つき絵本の出版と普及を考える会」を結成。低コストの製本方法や、障害がある人からの要望に応える方法を話し合ってきた。
 小学館の担当編集者の北川吉隆さんは「製本や印刷の見積もりまでできる限りオープンにしてきた。点字の位置、サイズを含め、改善するべき点はほぼ出尽くした感がある」と振り返る。流通する点字付き絵本を一覧できるパンフレットを作製するなど、普及活動でも協力する。それでも、需要は限られており「年に一冊刊行できればいいほう」だったという。

10年間こつこつ
 同時刊行は、会の結成から十年の節目を記念して計画。〈てんじつきさわるえほん〉という共通のロゴを入れ、出版社をまたいだシリーズにすることを決めた。点字付き絵本は通常の製本方法だと一冊の定価が約三千円となるが、簡易なデザインを採用することで、三冊とも千円台に抑えた。「数がそろえば、書店でもコーナーを作るなど、PRをしやすい」(関谷さん)。これをうけて、ジュンク堂書店池袋本店(東京都豊島区)では、九日から「点字つき絵本・さわる絵本」フェアを開催する。認知度が高まれば、視覚障害のない人も、点字そのものに興味を持って購入することが考えられ、次の出版につながりやすいという。
 会の活動に協力してきた点字の絵本の図書館「てんやく絵本ふれあい文庫」(大阪市)代表の岩田美津子さんは「ライバルでもある会社が協力してシリーズを出すのは画期的なこと。見えない人たちも、地元の書店で普通に本を選んで買えるような環境を実現するための大きな一歩」と話している。

キャプション
(上)ノンタンもこぐまちゃんも触れて分かる
(下)三つの出版社が一つのシリーズとして出す点字付き絵本=中村陽子撮影

 _______koneco~(=^--^)

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Re: 点字つき絵本出版記念イベントのお知らせ

koneco~(=^--^)さん
記事の紹介ありがとうございました。
横盲では、幼稚部の男の子と小学部の女の子に触図してもらい、校正に協力しました。触図能力はかなり個人差があり、また触った感想を伝えられないといけないので、人選は難しいです。

福音館も先日来校されたのですが「ぐりとぐら」の触る絵本を企画中ということでした。こうした試みがもっと広がるといいですね。

のぐ

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