24・合本・分冊

 BASING ROOMでは、何人かでグループを作り、1冊の本を仕上げるのがスタンダードになっています。時には1グループ30名ぐらいになる事も有りますから、最後に細々したデータを連結して1巻に仕上げるグループリーダーは大変です。

 細かいデータをつなげて行くのは、「16・書き出し・差し込み」で説明した、「差し込み」を使えば可能です。

 最初に全部のデータを連結してしまい、後で何巻かに分冊する場合は、「書き出し」を使えば可能です。

 しかし、T・エディタには「合本」「分冊」と言う便利な機能が有ります。これを使ってみましょう。

 では、まず「合本」からです。

 「19・BASEファイル検索」で使った6つのファイルを連結してみましょう。a01.bseからa06.bseはデータ格納用フォルダに入っていますね。

 T・エディタを起動します。ファイル(F)で新規作成を選んでください。

 次に、ファイル(F)の「合本(G)」をクリックします。「合本作成」ウインドウが開きます。「リストに追加」をクリックします。

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 ファイル選択画面が開いたら、マウスでa01.bseをクリックし、SHIFTキーを押しながらa06.bseをクリックして6つのデータ全てを反転させます。

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 「開く」をクリックすると、合本作成ウインドウに読み込まれますので、「合本作成」をクリックします。
 
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 「合本の作成を開始しますか」で「はい(Y)」をクリックします。「合本の作成が修了しました。名前を付けて保存してください」が出たら「OK」をクリックします。これで編集ウインドウは合本済みのデータになっています。F4やF5を押してページを変えてみてください。a01.bseからa06.bseまで入っていますね。「14・自動頁付け」を見て、ページを付けてb01.bseと言うファイル名で保存してください。

 今回は練習ですから、各1ページのデータを連結しただけですが、実際は、表紙、登場人物紹介や献辞、目次、本文、奥付など様々なデータを連結しないといけません。間違いの無いように順番にファイルを並べて合本します。

 では、分冊に入ります。

 今6つのデータを連結しました。それぞれ1ページですから、全部で6ページ有ります。これを3ページずつに分割しましょう。
 
 では、先ほど合本して作ったb01.bseを開いてください。

 ファイル(F)の「分冊(B)」をクリックします。
 一番下の「開始」をクリックします。

 とりあえずは何も考えず、一番下の指示に従って「次へ」をクリックしていってみてください。右上の表示がどのように変わっていくか見ておいてください。最後の「完了」ボタンはまだクリックしません。

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 では、一旦終了し、最初からやってみます。各ステップを見ていきましょう。

 一番下に「[開始]または[Enter]を押すと作業を開始します。と有ります。「開始」をクリックます。
 「ドライブとフォルダを指定し、[次へ]または「Enter」を押してください」で、右上のドライブとフォルダを確認し、「次へ」をクリックします。
 「ファイル名を半角6字以内で入力し、[次へ]または「Enter」を押してください」でb02と記入し、次へをクリックします。
 表題部・奥付は無いので、「次へ」をクリックします。
 「分冊数を上下の矢印キーで指定し、[次へ]または「Enter」を押してください」で「2」を記入し、次へをクリックします。
 「第1分冊の最後の行を・・・」で分冊箇所をマウスでクリックします。4ページの1行目にカーソルが有る事を確認して、「次へ」をクリックします。
 「[完了]または[Enter]を押すと分冊を開始します」で「完了」をクリックします。
 「ファイルの作成を開始しますか」で「はい」をクリックします。
 「分冊の作業を終了しました」で「OK」をクリックします。

 では、データ格納フォルダを見てください。以下のように、b0201.bseとb0202.bseの2つが加わっています。開いてみると、b0201.bseが前半の3ページ、b0202.bseが後半の3ページになっています。

 合本と違って、毎回指示に従って進行しなくてはなりませんのでちょっと面倒な感じですが、慣れが必要ですね。

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