12・チェック機能

 T・エディタには、文法をチェックする機能が有ります。これまでの説明でも文字が赤くなる場面が有りました。これが文法チェックです。

 どうしてここがおかしいのかな?と思われた場合は、赤い文字をマウスの右ボタンでクリックし、適当な編集画面上でもう一度クリックしてください。以下のように説明が出ます。
 《注意》と表示されるのは間違いでない場合も多くあるもの、【警告】と表示されるのは間違いである可能性が高いものです。

a43.jpg

 次の項目についてチェックを行い、該当する文字を赤で表示します。ただし、赤で表示された文字が必ずしも文法的に間違っているとは限りません。最終的には点訳者自身で判断する必要が有ります。

1.先頭からのマスあけが奇数では無いか?

2.句点、疑問符、感嘆符のあとに2マス、読点、中点のあとに1マスあけになっているか?

3.棒線、点線の前後でマスあけがされているか?

4.波線の前後でマスあけがされていないか?

5.語尾が「は」、「へ」になっていないか?

6.ウ列、オ列の音のあとに「う」がないか?

7.前の行に先頭の文節を入れることのできるスペースがないか?

8.凡例などで断る必要のある文字を使っていないか?(日本点字表記法2001年版からは断る必要がなくなりました)

 以下の画像では、いくつ赤い文字が有るでしょうか? 実際にこのように入力して、赤い文字の上でマウスの右クリックを実行してみてください。

a44.jpg

 《最終チェック》

 編集中に赤い文字が出た所を修正して行けば、問題は無いのですが、念のためにデータができあがった時に最終チェックをしましょう。カーソルを先頭に置き、CTRLキーを押しながら「Q」のキーを押します。チェックにひっかかった所でカーソルが止まりますので、修正すべき所は修正し、再度CTRL+Qを実行します。「文法チェック終了」と表示されるまでこれを繰り返します。
 

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