中井:『日本SF~中井紀夫』第4回見直し

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皆さま、こんにちは。
『日本SF~中井紀夫』、第4回見直しです。
皆さまのBファイルを連結して「nori04B.bse」とし、それを見直したCファイルを添付します。
何かお気づきの点がありましたら、よろしくお願いします。

<変更一覧>
6-11 かいた。  → えか゛いた。
7-13 かいた   → えか゛いた
  ※P216L-3、P217L7
  P120~121「ちいさな丸印を描き」「巨大な円を描いて」等数か所を「えがいて」と読みました。地の文については「えがく」の方向で。(3日前こう考えたことをすっかり忘れて、今同じ結論に達した自分を褒めたい←ちょっと意味微妙)

23- 2 かき゛り□なく  → かき゛りなく
  ※P227L1

38- 2 ほかの      → たの
  ※P236L-7「他の」、「た」と読んでも大丈夫そうに思えたので。

38- 4 まち□くらして  → まちくらして
  ※P236L-6「待ち暮らして」、広辞苑等に辞書見出しあり。

41- 6 としつきか゛   → ねんけ゛つか゛
  ※P238L-7「年月」、過去データに合わせて。

44-16 いとおしい    → いとしい
  ※P240L-1「愛しい」、「愛おしい」だと「お」を入れたい。

45-13 としつきの    → ねんけ゛つの
  ※P241L8

50- 6 うちえ      → いええ
  ※P244L-1「家へ」、P62「家はどこ。~」を「いえ」と読んだので。

51-15 □□□□□□6  → □□□□6
  ※P246L5 見出し。短編の見出しは7マス目からで、数字見出しは5マス目から。

56-17 やきは゛たを   → やきはたを
  ※P249L7「焼畑」、P238L2「焼き畑」。
 1)NHK やきはた  許容 やきばた
 2)帝国書院
森林や草原を焼きはらい、~~「焼畑農業」といいます。その「焼畑」を、「やきばた」と読む場合と「やきはた」と読む場合があります。これは、地理学の学術用語としては「やきばた」という読み方が定着していたためであるほか、文部省(当時)発行『学術用語集 地理学編』でも「yakibata」となっていたことなどをふまえています。しかしながら、「やきはた」と記載する国語辞典も多くあり、弊社の教科書・教材でも近年は「やきはた」と表記しています。

61-16 ほかりく゛を   → ほか゛りく゛を
  ※P252L5「穂刈り具」、国会図書館調べ
 ほがり【穂刈】 (日本国語大辞典)

63- 2 ほかの      → たの
  ※P252L-1「他の」、「た」と読んでも大丈夫そうに思えたので。

71- 2 ここ゛えし゛にそーに  → ここ゛えしにそーに
  ※P257L-7「凍え死にそうに」、調べた範囲では広辞苑のみ連濁優先でした。
 1)点訳フォーラム「着替え」の解説から
 >「動詞+動詞」の複合動詞は連濁しないという原則
 2)学研の辞書解説、こごえじに【凍え死に】こごえしぬ【凍え死ぬ】
Https://sakura-paris.org/dict/%E5%AD%A6%E7%A0%94%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E5%85%B8/prefix/%E5%87%8D%E3%81%88%E6%AD%BB%E3%81%AC

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<メモ>
▼すえつむはなさん、萌さん
>いきつく → ゆきつく(行くが複合語要素になっているとき)

P136L-6「ひとつの街にいきあたった」「行き当たる」という事例もありました。幸い1か所ずつでしたし、短編だしでしかたないですね。この「いきつく」以外は「ゆき××」で大丈夫と思います。

>最後に1Lアキを入れました

1行だと合本したときに空行との区別がつかないので、できたら2行以上お願いします。

▼すえつむはなさん、ゆうさん
>3P 11L、16Lの家ですが、「うち」は「ホーム」、「いえ」は「たてもの」を表すという説明もあるようです。
>ここは父子の会話であることなども考え、11Lは「うち」、16Lは「いえ」と読み分けてみました。

>・原本P244L16とP245L5の「家」の読み方。単純にどちらも「いえ」と読みましたが、aファイルアップの際コメントがありましたので、そのままにしてあります。

上記のように、ご意見を書いていただけると大変参考になります。
たとえば、すえつむはなさんの読みがまちがってないからと、ゆうさんがそのままスルーされてしまうと、「そうか、お二人とも同じ読みか」と思って、そっちに引っ張られます。
今回、ゆうさんの書き込みを見て、3通りで決断しやすくなります。

>P245L13の「何歩」「なんほ なんぼ なんぽ」

『NHKことばのハンドブック』の数字の発音には「ナンp」(ナンb)とありますので、「なんぽ」で。

▼サムケンさん
> 文中の<行く>と<いく>がありまして

P230L-7「飛び去っていく」と、他の4か所の「行く」のことだとしたら、この著者は他所でも「開かれていく」「歩いていく」「走り抜けていくように」などと使っているようです。

▼サムケンさん
> <ぞうさく>になると、建築関係の表現になるようですので、
> <顔の造作が……>ですから<ぞうさ>でも良いかな???

建築関係も顔も「ぞうさく」と思います。きっと見間違いと思う。

▼サムケンさん、こももさん、てる葉さん
>3- 7 みなもか゛
>3- 7 すいめんか゛
>  矢張り、ここは<みなも>が良いのでは???

>読みは淮さんにお任せ、でいいですね。

>4-5 すいめん → みなも もありそうな気がするのですが、古風かなと思われたので、こちらを選択いたしました。

P231L-4 きらきら光る水面が美しい A:みなも  B:すいめん
P233L 3 水面から顔だけ出した   A:すいめん B:すいめん
P236L 1 水面からの照り返しで   A:すいめん B:すいめん

実は、私もサムケンさんとこももさんのご意見と同じでしたが、ふりがな文庫と『てにをは辞典』(近現代作家250人調べ)をみると、圧倒的に「すいめん」が多かったです。
サムケンさんは、結局「みなも→すいめん」でしたので、ここはオールすいめんでいいかという結論に達しました。まあ両方の資料ともルビをわざわざ振ってるわけですので、平等かどうかは疑問ですが。

▼てる葉さん
>4-16 のちに → あとに かとも思いましたが、時間が過ぎてからの意味から選択いたしました。

P236L-7「テンズリが後に知ったところによれば」、ここを「あとに」と読むのはどうも違和感あるので「のちに」に賛成です。

▼かずみん、メグさん
>1-14 あと□きれめわ → とき゛れめわ(原本P207に跡切れる(とぎれる)のルビがありましたのでこちらに合わせました)

P222L8「跡切れ目」、15頁も前にルビがあったのですね! 感謝します。

▼みのりさん、HiRoさん
>3-10 なんむねもの□こくぐらが → なんとーもの□こくそーが

>「何棟もの穀倉が」読み方、なんむねとこくぐら、このお話にあっているように思ったのですけど・・・残念。

お二人とも、古典に詳しそうでどうしたものかと思いつつ。
ふりがな文庫の読み方ですが、
こくぐら:46.2%
こくそう:38.5%
こくさう:7.7%
こくそう+こくさう=46.2%で、オイオイと思いました。

▼秧さん、きょうこさん
 P217L-7「この(半円形の筋)両端の」 → りょーたん?
 P75 L 3 巻尺の両端を持って → りょーはし
 P164L 7 線分の両端に    → りょーたん

今回、ふりがな文庫と『てにをは辞典』の傾向を調べたのですが、とてもおもしろかったです。
結論としては、どっちでもいいと思えました。
「この両端の」は、線分のイメージに近いなと思って、お二人と同じく「りょーたん」に落ち着きました。基本的には和語志向なので「りょーはし」にしたいと思っています。
あまり役に立たないでしょうけど、「ryotan_yomi.txt」も添付しちゃいます。

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<その他>
▼Hiroさん
>畑に自然生えのミニトマトを今年は豊富にいただきました。
>埋めた生ゴミの中から芽を出したようで、かわいいやつです。

うそっー?!
私は去年に続いて、青ミニトマト(赤くならなかったもの)を漬物にしました。
酢を入れ過ぎて酸っぱい。
去年は、半分以上黴で捨ててしまったので、来年こそです。

▼みのり
>レンチンのゆたんぽの、ゆたぽんを使っているのですが、蓄熱式のもに買い換えようかと考えています。暖かさが8時間持続するというのにとても惹かれます。

レンチンを買おうと思っていたのに、蓄熱式?もあるんだ。充電式?もあるんだ。

▼やまべえさん
お見舞い申し上げます。
でもちょっぴり明るいタッチで何だか安心しました。
肩、寒くなっても大丈夫だといいのですが。

あっという間の根雪で、除雪車どころか排雪ダンプまで登場。
の、あとの雨は勘弁して欲しい。(淮)

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