龍:ニコニコ動画

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ニコニコ動画のお知らせ

第155回芥川賞・直木賞 18:00~
http://live.nicovideo.jp/watch/lv267120963?re...

自分のことでもないのに、ドキドキしています。
今日は何だか寒かったです。22度~17度。

「たべるのがおそい」の藤野可織作「静かな夜」で、レンジフードから人声が聞こえてくるという作品があります。私は引っ越してきてから時々どこかから音楽もどきが聞こえてきます。昨夜の夜中にも聞こえました…。壁からか?どこだ?誰だ?何だ?(淮)

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Re: 龍:ニコニコ動画

祝・「コンビニ人間」はこっちに書いちゃいますね。
ニコニコはほとんど見てました。栗原氏がのっけから「コンビニ人間」が突出していて、完成度が高いって言ってました。豊崎社長も同じような意見。
村田沙耶香さんへの質問では、コンビニで働いていることの質問ばかり。丁寧に答えてましたが、作品のことはどうなんだ、と思わずにはいられませんでした。こういう取材に来てるのだから少しは読んでこい!です。通りすがりの誰でもできる質問ばかり。質問者の中には、村田も荻原もまちがっていた人いたし、ニコニコの人も「ペリー荻野」をまちがって、「ペリー萩野」というネームを解説者の前に置いてました。

やっぱり、栗原氏と豊崎社長の語りがおもしろかったです。
ちょっと心に残ったのが、栗原氏の話。
ネットから生まれた作品が売れることがある。それに比して、文芸誌の新人賞の作品は本になることも少ないし、落選した時点でボツになる。ボツになった作品の中には、選者が落としたとしても良い作品があり、そのまま日の目を見ないことになる。文芸誌の新人賞はなくした方が――ウンヌン。

今回の5作品を見ても、必ずしも自分の好きな作品が受賞するわけじゃないですよね。私は『コンビニ人間』もよかったと思うけど、それに負けないくらい『あひる』がすごかったと思っています(好きというのとはちょっと違う、すごい)。あの不気味さ、不穏さを「あひる」を飼って子どもを呼び寄せることで、表現するなんて本当にすごいと。
あと、多分、一番売れそうなのは『ジニのパズル』のような気がする。

そうそ、それと本の読み方の違い。選考委員は一気に1冊を読むけれど、一般の読者は少しずつ読むことが多いはずだから、作品の印象が違ってくるのではないかと。直木賞候補の作品は原田マハ以外は、みんな短編集ですって。書く方も読む方も売れ筋はそういう方向なんだねえ。

第153回直木賞候補の『若冲』を読んだとき、一気読みだったけど、あまりにもありがちな話でつまんなかったです。黒田創の『若冲の目』はわけわかんなくて、それでも2ヶ月近くかかってやっと読み終えました。こんなに読みにくいと普通は途中放棄なんだけど、しかたないもう1回読むか(いつか)です。(淮)

追伸:忘れてた。白羽(しらは)さんのキャラすごかったね!

┗━淮(わいY)━┓

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Re: 龍:ニコニコ動画

淮さん、丁寧な解説ありがとうございました。見られなかったけど満足。

今回自分の担当した「コンビニ人間」だけはちゃんと読んだけど、「ジニのパズル」は途中までだし、あとは未読というありさまです。

ダ・ヴィンチに連載されている塩田武士の小説「騙し絵の牙」がちょうど出版業界もので、斜陽産業の出版のなかでもさらにあやうい純文学系の雑誌についてふれられていました。淮さんみたいにまめに購入している人は出版社からみたら神です。

白羽さんにダニのように吸い尽くされる!とハラハラしたところで主人公の「餌」の一言がものすごく痛快で破壊力抜群でしたね。でも「働いたら負け」という言葉が慣用句のように使われている現代、彼は濃い目だけどまあありがちなキモオタです。(こういうので、普段の読書傾向がばれますね・・・)

   みあーた

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