今までの説明で、基本的なT・エディタの入力・編集に付いては問題なくできるようになったと思います。これからは、T・エディタの機能を充分に発揮して、能率的な入力・編集を目指してみましょう。
パソコンで点訳するメリットの一つに、検索と置換機能が使用できる事があります。墨字文書の中で目的の語を見付けることはなかなか難しい事なのですが、パソコンの場合は、検索機能で瞬時に見付ける事ができます。
まず、検索結果がわかりやすいように、環境設定で検索結果が反転するようにしておきましょう。メニューバーの「その他(O)」の環境設定を開きます。「編集」タブをクリックしてください。「検索結果を反転表示(R)」にチェックをつけ、「OK」をクリックします。
次に、メニューバーの「検索(S)」をクリックし、「下の行(D)」「上の行(U)」をクリックすれば、ヒットした文字列が反転します。
もうひとつ簡単な方法は、検索文字列を入力した後、CTRLキーを押しながら上下の矢印キーを押します。CTRL+↓でカーソルから下を、CTRL+↑でカーソルから上を検索します。今後は検索はこの方法で行う事にします。
実際にやってみましょう。カーソルは先頭に置いておいてください。「赤褐色」の読みに迷いが有りました。「せっかっしょく」と入力した所と、「せきかっしょく」と入力した所が有ります。「せきかっしょく」に統一したいので、「せっかっしょく」と入力した所を見つける必要が有ります。検索文字に「せっかっしょく」と入力し、CTRLキーを押しながら「↓」を押します。「せっかっしょく」の文字列が反転しましたね。
同様に「日本」は「にほん」に統一したいので「にっぽん」を検索して見つけましょう。カーソルが先頭に無い場合は、CTRL+↓とCTRL+↑の両方を実行してください。
まず、検索文字を入力します。画面に検索したい文字が有る場合は、マウスカーソルをドラッグして反転させた後、F6を押せばウインドウに表示されます。
「各蜂蜜」を「それぞれの蜂蜜」に変更したいと思います。検索文字ウインドウに「かく」と入力してください。次にSHIFTキーを押しながらF6を押します。検索文字ウインドウの下に置換文字ウインドウが開きます。検索文字と同じ文字が表示されている場合は、消して「それぞれの」と入力し、Enterキーを押します。画像のように問い合わせてきますので、「はい(Y)」を押します。「かく」と言う文字が反転しているのを確認してください。
なお、画像1枚目の環境設定画面を見ていただくと、「一括置換を行う(I)」が有ります。ここにチェックを入れると、一括置換が可能になります。ただし、上の例のように思わぬ変換がされてしまう場合が有りますから、「にっぽん」を「にほん」に変更するような、間違いようの無い変換以外は使わない方がいいでしょう。
では、次の例題を入力してください。
では、この文章の「どる」を「えん」に戻してみましょう。以下のようになりました。
最近のコメント
2時間 19分前
6時間 39分前
8時間 1秒前
9時間 7分前
1日 11分前
1日 1時間前
1日 2時間前
1日 5時間前
1日 5時間前
1日 7時間前