7・行挿入・行削除・行記憶

 今回は、行単位の編集を覚えましょう。

 せっかく例題を入力していただいたので、それを利用しましょう。

【空白行挿入】
 SHIFTキーを押しながらF10を押します。カーソルは、行の途中にあってもかまいません。その行が次の行に送られ、カーソルの有った位置は空白行になります。
 カーソルが行の先頭に有る場合は、SHIFT+Enterでも可能です。SHIFT+Enterの場合は、カーソルの位置から後の文字が次の行に送られます。

【行削除】
 F7を押します。カーソルは、行のどこにあってもかまいません。

【行復活】
 F9を押せば、消した行が順番に復活します。

 では、実際に行挿入・行削除を練習して見ましょう。

 「4・入力」の時に入力した例題を使います。

 3行目の後に空白行を挿入してみます。4行目の先頭にカーソルを移動し、SHIFT+F10または、SHIFT+Enterです。
 練習ですから、4行の空白行を挿入してみましょう。
 SHIFT+F10を2回、SHIFT+Enterを2回押してみましょう。空白行ができる事は同じですが、次行へ移ったカーソルの位置が違いますね。

 下の画像のようになります。

a21.jpg

 では、4行有る空白行のうち3行を無くしましょう。
 4行目にカーソルを移動し、F7を3回押します。4行だけが空白行になりましたね。さらにF7を2回押して見ましょう。空白行だけで無く、次の「きょーてきが・・・」の行も消えてしまいました。これでは困るので、その行を復活します。F9を押してください。復活しましたね。さらにF9を押すと消した空白行が復活してきます。

 今回は、もう一つ覚えましょう。

【行記憶+行復活=コピー】

 まず、消した行を全て復活し、上の画像と同じ状態にしてください。

 では、2行目の「あしたわ・・・」の行にカーソルを持って行って、F8を押してください。
 何事も起こりませんが、カーソルのある行がしっかり記憶されます。
 カーソルを空白行に移動して、F9を押してみてください。先ほどF8を押した行がコピーされていますね。空白行の数は変わりませんから、挿入と言った方がいいでしょうか。

 行は何行でも連続して記憶できます。F8を押す都度カーソルはどんどん下に移動して行きます。F9を5回押した後、カーソルを最終行の下に移動し、F9を5回押して見ましょう。いかがですか? 5行分がそっくりコピーされましたね。

【行移動】

 F8+F9でコピーができました。F8は「記憶」ですから、元の行はそのままで、別の箇所にその行を再現する事ができたわけです。では、F7で削除した行を別の箇所で再現すれば、それは「移動」になるはずです。試しにF7で数行消して、目的の位置にカーソルを移動して、F9を同じ回数押して見ましょう。めでたく移動できていますね。
 

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