辞書検索応用編

 《YBASING ROOMは辞書の宝庫です。トピックから参考になる部分をコピーして貼り付けていくだけで、すぐに立派な辞書ができあがります》と書きました。実際に作ってみましょう。

 フォーラムの各部屋ではグループで点訳をしています。どなたかが入力してどなたかがその入力ファイルを確認し、修正点が有れば書かれます。そのメッセージから分かち書き部分を抜き出して辞書に追加します。

 辞書は2種類有りますが、分かち書き部分に□を使うのが「.DIC」、スペースを使うのが「.TXT」でした。

 では、点訳基礎講座の部屋を見てみましょう。以下のように書いて有る部分が有りました。

よく めんくい とか いわれる けれど
よく めんくいとか いわれるけれど

 ※ 「とか」は「と」と同じです。

こえぐいと いうのも あるんでわないか と
こえくいと いうのも あるんでわ ないかと

 ※ 「何」が「無いか」でしょう?。「何」の部分はいろいろありませんか? 
   「と」が離れています。

いい ひとというのわ いんしょーが いい。
いい ひとと いうのわ いんしょーが いい。

 ※ ここは「と」が正しく前に続いていました。逆に助詞の後は必ず区切ります。

そこで ひとことふたこと、 くちを きく
そこで ひとこと ふたこと、 くちを きく

 ※ 「二言三言」とも言わないですか? 「一言」と「二言」がくっついて一語なんておかしいですよね。

ああいう ひとびとわ
ああ いう ひとびとわ

 ※ 「言う」の前には「ああ」しか無いでしょうか? 「こう言う」とか「馬鹿言う」とか、いろいろな組み合わせが有りますね。

おーらを からだじゅー から はっして
おーらを からだじゅーから はっして

 ※ 「から」だけ発音して、誰かに聞いてもらってください。

「ありがとーございました」
「ありがとー ございました」

 ※ いろいろな「ございます」が有ります。

「しつれいします」
「しつれい します」

 ※ 前の点字規則では続けていましたが、現在のルールは単純に「する」は区切ります。

みられるよーに なったもので ある。
みられるよーに なった もので ある。

 ※ いろいろな「もの」が有ります。ただ、「なったんだもの」のような女性言葉の語尾に付く「もの」は終助詞と言って、このケース(名詞)とは違いますので続けます。

 これは、分かち書きに□は使っていませんね。ですから、TENJI.TXTに追加します。もちろん、新しい辞書にしても結構です。基礎講座から抜き出したものですので、「KISO.TXT」で登録してみましょうか。

 注意しなければならないのは、検索文字列と同じ文字列を検索結果として表示すると言う事です。「ないか」を検索すると、「あるんでわないか と」も「あるんでわ ないかと」も表示してしまいます。ですから、上の文章は、正しく無い分かち書き部分は削除して登録しないといけません。以下のようにします。

よく めんくいとか いわれるけれど

 ※ 「とか」は「と」と同じです。

こえくいと いうのも あるんでわ ないかと

 ※ 「何」が「無いか」でしょう?。「何」の部分はいろいろありませんか? 
   「と」が離れています。

いい ひとと いうのわ いんしょーが いい。

 ※ ここは「と」が正しく前に続いていました。逆に助詞の後は必ず区切ります。

そこで ひとこと ふたこと、 くちを きく

 ※ 「二言三言」とも言わないですか? 「一言」と「二言」がくっついて一語なんておかしいですよね。

ああ いう ひとびとわ

 ※ 「言う」の前には「ああ」しか無いでしょうか? 「こう言う」とか「馬鹿言う」とか、いろいろな組み合わせが有りますね。

おーらを からだじゅーから はっして

 ※ 「から」だけ発音して、誰かに聞いてもらってください。

「ありがとー ございました」

 ※ いろいろな「ございます」が有ります。

「しつれい します」

 ※ 前の点字規則では続けていましたが、現在のルールは単純に「する」は区切ります。

みられるよーに なった もので ある。

 ※ いろいろな「もの」が有ります。ただ、「なったんだもの」のような女性言葉の語尾に付く「もの」は終助詞と言って、このケース(名詞)とは違いますので続けます。

 「※」の付いている解説部分も不要なのですが、特に削除する必要は有りません。

 では、「ああ」を検索してみましょう。検索文字欄に「ああ」と入力して、CTRL+Kです。
 以下のように、解説部分にも「ああ」が有ったので表示しました。
 

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