短文登録応用編

 SHIFT+F8で短文登録ウインドウを出すと、文字がでかいと思われるかも知れません。

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 その場合は、F9を押してください。字が小さくなります。もう一度F9を押すと大きくなります。どちらを使うかはお好みで決めてください。

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 短文登録で、めいっぱい登録してしまうと、どの文字にどの言葉を登録したのか、わからなくなることがあります。そういう場合は、F2を押して、印刷しましょう。2行にして、未登録行も印刷するにしておくと、A4におさまります。未登録行には、追加した登録単語を、後から自分で書き足していけます。
 

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 さて、短文をめいっぱい登録して、さらに登録したい場合が有ります。こういう時は「重複登録」ができます。やってみましょう。

 「ウ」には現在「ヴァルター・フォン・ザイトリッツ=クルツバッハ」が登録して有ります。もう1つ、「ヴィルシュターマールシュ」も同じ「ウ」に登録したい場合、上下矢印キーで「ウ」までカーソルを移動してF7を押します。すると、画面のように「ウ」の行がもう1つできますので、「ヴィルシュターマールシュ」を入力します。

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 やっぱり「ウ」が2行有るのは嫌なので別の文字に登録したいと思う場合も有ります。2つめの「ウ」行の消し方は次のようにします。
 F5を押します。するとその欄が空欄になります。Enterを押して登録します。再度F8で登録画面を見ると2つめの「ウ」行は消えています。 
 

 短文の呼び出し方は普通の登録の時と同じです。無変換またはスペースキー+1文字での呼び出しの場合は、無変換(スペース)キーを押しながら「U」を押し、離した時に以下のようにウインドウが開きますので、スペースキーで移動して選択するか、上下矢印キーで選択しEnterキーを押します。
 

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 では、次に短文ファイルの使い分けを説明します。

 短文登録画面を見ると、下の方に「F4 ファイル変更」と有ります。これは短文ファイルを何個か作っておいて、必要に応じて使い分けるためのものです。。
 

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 短文登録ファイルは、環境設定で「短文ファイル(N)」に指定したフォルダに収められます。複数の短文登録ファイルが記録されていれば、「F4 ファイル変更」で選択ができます。

 最初にSHIFT+F8で短文登録画面を表示させた時は、何も登録されていません。短文を登録し、Enterキーを押した時点で、Base.tdfと言うファイルができます。すでに短文登録は練習しているので、環境設定で「短文ファイル(N)」に指定したフォルダに「Base.tdf」が入っています。確かめてください。

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 T・エディタは、最後に読み込んだtdfを表示しますので、Base.tdfしか無い場合はBase.tdfを読み込みます。

 では、T・エディタを起動します。SHFTキーを押しながらF8を押してください。前に登録した短文ファイルの画面が開きますね。Base.tdfの内容です。新たに短文を登録したり変更したりした場合は、Base.tdfが書き換えられます。
 
 これではいつまでたってもBase.tdfしか無く、F4で選択ができません。現在、「アメリカ物語」を点訳しているのなら、「america.tdf」を作りましょう。
 
 SHIFTキーを押しながらF8を押します。前に登録した画面が開きますね。
 F4を押します。下の方に「ファイル名(N):Base.tdf」と表示されています。この「Base.tdf」を「america.tdf」に書き換えて、「開く(O)」をクリックします。
 

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 何も書かれていない短文登録画面が表示されます。ここで何か短文を登録して、Enterキーを押してください。その時点で、america.tdfが登録されます。もう一度F4を押してみてください。先ほど無かった「america.tdf」が表示されていますね。これで、Base.tdfとamerica.tdfのどちらかを選択できるようになりました。
 
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 《余談》

 短文登録の画像でどうして「わたし」が「イ」に登録されているのだろう?と思われませんでしたか? 「私」「男」「女」「彼女」などは、頻繁に出てきますので、真っ先に登録しておくと良いでしょう。そして、できるならタイプしやすいキーに登録しておくと便利です。「イ」とか「オ」は1つのキーで入力できるので快適です。「わ」だと「WA」と2つのキーを押さないといけません。全然関係無い文字だから覚わらないと思われるかも知れませんが、頻繁に使いますので、指が覚えてしまいます。

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