全英オープンで優勝すると、どんなご褒美が貰えるのか？

　賞金：約１億１千万円。これは日本ツアーの賞金に加算されますので、一気に日本人トップに躍り出ます。

　シード権：優勝すると、全英オープンは定年（確か６０歳）まで無条件に出場できます。また、ＰＧＡツアーの全試合に出場できます。

　ポイント：世界ランキングを決定するポイントが１００ポイント貰えます。日本ツアーの場合、優勝ポイントは１６ポイント程度。日本で６連続優勝したのと同じポイントを一気にゲットできます。先日のセガ・サミーカップで３位に入った石川遼の取得したポイントは４．５６ポイント。それでも世界ランクは６９位から６１位に上昇。１００ポイントゲットしたら、いったいどこまで上昇するのでしょう？

　名誉：メジャーチャンピオンと言う称号が得られます。これは大変な名誉で、日本人では樋口久子さん一人だけ。海外試合の場合、石川遼はテレビにはほとんど映りませんが、メジャーチャンピオンになると映りまくることになるでしょう。
　
　

週末に家にいると、たいていダンナがゴルフを見ているのですが、私にはどの試合も同じように思えていました。マスターズはツツジがきれいだっていうくらいしかわからない(^_^;　でも、こうやって説明してもらうと、ものすごくよくわかりました。なんだかはじめてゴルフ番組が楽しみに・・・！

　１日目（木）

高山忠洋　　14:41
市原弘大　　14:52
藤本佳則　　17:20
藤田寛之　　17:31
石川遼　　　17:53
武藤俊憲　　20:10
谷口徹　　　20:54
小田孔明　　23:16
　

　２日目（金）

武藤俊憲　　16:58
谷口徹　　　17:42
小田孔明　　18:04
高山忠洋　　19:42
市原弘大　　19:53
藤本佳則　　20:21
藤田寛之　　20:32
石川遼　　　20:54

　組み合わせ（１日目、２日目）　カッコ内は世界ランク（上位者）

高山忠洋　　Matthew BALDWIN　　 Adilson DA SILVA
市原弘大　　Rafa ECHENIQUE　　 John HUH
藤本佳則　　Lee WESTWOOD（3）　 Bubba WATSON（6）
藤田寛之　　Dustin JOHNSON（17） Graeme McDOWELL（12）
石川遼　　　Martin KAYMER（15）　Tom WATSON
武藤俊憲　　Bo VAN PELT（25）　　Francesco MOLINARI（22）
谷口徹　　　Steve STRICKER（14） Anders HANSEN
小田孔明　　Jim FURYK（32）　　　Fredrik JACOBSON（41）

　初出場の藤本君は、世界ランク３位と６位の人と同組。緊張するなと言う方が無理か？
　

　テレビ放送
　

テレビ朝日（地上波放送）

7月19日（木） 19時00分～21時54分、23時00分～翌4時05分
7月20日（金） 23時10分～翌4時00分
7月21日（土） 22時57分～翌3時30分
7月22日（日） 21時24分～翌2時30分
　

　ゴルフネットワーク（CS）

7月19日（木） 17時00分～翌4時00分
7月20日（金） 17時00分～翌4時00分
7月21日（土） 18時00分～翌3時30分
7月22日（日） 19時00分～翌3時00分

　
　
　The Openのリーダーズボードです。

　左端の「＋」をクリックすると、常に一番上に表示されます。表示は「－」に変わります。こうしておくと、お気に入りのプレイヤーが今何位にいるか一目でわかります。名前をクリックすると、詳しいスコアが表示されます。

　国内の試合の場合、途中でリーダーズボードの更新が止まってしまいます。「後はテレビ放送でお楽しみください」なんて表示されるんですよ。そのテレビ放送は試合の決着が付いたころ、録画でやります。全くバカにした話ですね。
　
　

http://scores.load.theopen.com/en/Leaderboard...

　
　
　みあーたさん、こんにちは。

>トム　ワトソンのランキングってないんですか？　強すぎるから？

　ランキングは参考までに上位者だけ書いて有ります。

　トム・ワトソンは、メジャーで８回（全英では５回）優勝という、とんでもない実績を持っている人ですが、今年の９月で６３歳。普通ならシニアツアーには出るけど、ＰＧＡツアーには出ない年齢。試合への出場数も少ないので、残念ながら世界ランクは９３０位です。

　でも、時々現役バリバリもびっくりの記録を叩き出す事が有ります。２００９年（当時５９歳）の全英オープンでは最終日最終ホールまで首位を守っていましたが、プレイオフでスチュアート・シンクに破れ、残念ながら６回目の全英優勝を逃しました。もし、プレイオフで勝っていれば、最年長優勝記録を１３歳も更新したのですが。

　今回だって、ひょっとしたらひょっとするかも知れませんよ。石川遼だって、ひょっとしたらひょっとするかも知れませんので、この組は絶対見逃せません。

http://www.youtube.com/watch?v=L16_Qn-2TeU

ものすごく有名なので、永久シード権があるのか、今現在でも猛烈に強いのかと不思議でした。年齢も驚きですし、実力でさらなるシード権を獲得したっていうのもレジェンドの域ですね！

　予選通過者は以下の２名

　武藤俊憲　　－1　１５位
　藤本佳則　　＋１　４０位

　トム・ワトソンさんも予選通過。立派です。

　予想通り、以下６名は予選落ち。

　小田孔明　　＋４　８４位
　石川遼　　　＋６　１０９位
　谷口徹　　　＋７　１２０位
　藤田寛之　　＋８　１２６位
　高山忠洋　　＋８　１２６位
　市原弘大　　＋１０　１４１位

　２日目も風も吹かず、雨もほとんど降らずでした。

　石川遼は、やはりだめでした。予選通過なるかどうかと言うスコアでプレイしていると冷静さを失って自滅と言ういつものパターン。優秀なメンタルトレーナーが付かないと今後も期待できないですね。あるいはプレイ中に的確なアドヴァイスをしてくれるベテランのキャディを雇うとか。

　びっくりなのは、ルーキーの藤本君。スコアを見る限り特に良くは無いのですが、テレビを見ていると、全く安定していて、本当に惜しいバーディパットばかりでしたから、半分でも決まっていたら優勝争いに参加でしたね。今年プロになったばかりでいきなり日本のメジャーチャンピオンになったのもびっくりでした。果たして３日目、４日目もこの調子を持続させる事ができるでしょうか？
　
　

　
　
　　さすがに上位に顔を連ねているのは世界ランク上位者。世界ランク５０位以内にいるとほとんどの試合に出場する資格が有りますが、日本人は一人もいません。過去には石川遼が入っていましたが。
　
　上から順に、スネデカー（２９位）、スコット（１３位）、ウッズ（４位）、オルセン（１１２位）、マイケン（１３６位）、マクドウェル（１２位）、ダフナー（７位）、クーチャー（８位）、ローリー（３１位）、エルス（４０位）

　ちなみに、武藤俊憲は１３８位、藤本佳則は１９４位。予選落ちした石川遼は６２位。

　さて、今日は「ムービング・サタデー」。

　男子ゴルフの場合予選ラウンドが２日間、決勝ラウンドが２日間の構成。予選ラウンドはまず決勝ラウンドに進む事が最重要課題なので、冒険はできません。ここでカットラインぎりぎりのスコアで、なんとか予選を通過しなきゃと焦って結局予選落ちするのが石川遼の悪い癖。

　無事予選落ちする事なく決勝ラウンドに進んだら、予選で成績の悪かった人は攻めに徹しないといけないので冒険も必要になります。一か八かの賭ですから、うまくいけば大きくスコアを伸ばし、失敗すると大きくスコアを落とす事になります。順位が大きく変動する日なので「ムービング・サタデー」と呼ばれています。

　ルーキーの藤本君は、４０位で予選ラウンドを突破。プロになりたての新人としては立派な成績ですが、本人は「最低条件をクリアした。当たり前と言えば当たり前」と強気の発言。決勝ラウンドでは攻めに徹して上位に浮上するか、攻めが失敗して下位に沈むか、それとも堅実なゴルフを続け、同じくらいのスコアで終わって「新人がメジャーでこの成績は立派」と褒められるか。興味は尽きません。

　ベテランの武藤さんはどうするでしょう？　現在の１５位は日本人としては素晴らしい成績。さらに攻めて上位に行きたい所ですが、失敗すると大きく順位を下げる可能性も有ります。

　藤本君は、日本時間午後７時２０分、武藤さんは、９時５５分にスタート。
　
　

　
　
　藤本君は、５４位、武藤さんは大きく崩れ７２位でした。藤本君、プロになったばかりでいきなりの全英オープン予選通過、しかも日本人トップの成績は立派でした。今年プロになってからは日本でのメジャー優勝を含めて、極めて良い成績で、かつ全英でも活躍できたので、凄く自信を深めたようです。全英について、「思っていたより壁は高くない」と発言していますが、点訳でもそうですが、やり始めの頃は「なんだ、結構簡単じゃん」と思うものですが、だんだん難しさがわかっていきますね。
　壁は高くないかも知れませんが、まず来年の全英オープンに参加する資格をゲットしなくては高く無いと言う壁も現れません。資格をゲットする為には、

　１・世界ランキングを現在の１８１位から５０位以内に引き上げる。
　２・賞金ランキング２位以内にいる。
　３・１０月に行われる日本オープンで優勝する。
　４・来年のミズノオープンで４位以内に入る。

　の、どれかをクリアしないといけません。いずれもかなり高い壁ですね。今年は２番の資格で出る事ができましたが、現在の賞金ランキングは３位ですから、現時点では来年の出場資格は有りません。

　　　　　　藤本佳則　　　　　　　　　　　ビリケン

　
　
　女子にも同じようにメジャーの大会が有ります。全英女子オープンゴルフは、９月に開催されます。
　出場資格を得る為には、賞金ランクの上位にいなければなりません。出場すれば世界の強豪と戦え、優勝すれば多額の賞金と大きなポイントをゲットできます。誰しもが参加を望んでいる大会だと思いますが、そうでも無いようです。その理由は、全英オープンに出場する為には、国内ツアーを休まなければいけない事。移動時間とか、当地での練習、時差ぼけの解消の事とか考えると、開催週の前後の試合も休まないといけません。それが嫌みたいですね。

　と言う事で以下のように、上位者のほとんどが辞退の意向のようです。どうせ行っても勝てないだろうと思っているのかも知れませんが、ちょっと情けないですね。

１位・全美貞　辞退
２位・服部真夕　辞退
３位・アン・ソンジュ　検討中
４位・笠りつ子　検討中
５位・佐伯三貴　辞退
６位・有村智恵　辞退
７位・李知姫　意向を確認中
８位・横峯さくら 辞退
９位・イ・ボミ　意向を確認中
10位・森田理香子　検討中
11位・朴仁妃　出場
12位・茂木宏美　辞退