2012年、5月21日。名古屋では932年ぶりと言われる金環日食が見られます。
日食グラスは、前の日食の時に買いましたが、今回、太陽観察専用オペラグラスも購入。
300ミリの望遠レンズに減光フィルターを付けて、準備完了。しかし、減光フィルターは光量を減らしてくれますが、赤外線はカットしてくれません。ファインダーを覗いて太陽を見ると目を痛めるので、液晶画面で見るように設定。それでも、液晶画面の向こうには太陽が有るので、太陽を見ないために、遮蔽板をカメラに被せます。遮蔽板と言っても、買い物袋を切っただけのもの。
3脚にセットしてあっても、シャッターボタンを押すとぶれる可能性が有るので、リモコンのシャッターボタンを使います。
露出を適正に合わせるのは非常に難しいので、すこしずつ露出を変えて、9枚連写するように設定。
小さな液晶画面で、クリアに撮れたかどうか確認するのは困難なので、画像データをワイヤレスで転送してくれるメモリカードを使用。
シャッターが押される都度、画像データはメモリカードに内蔵された通信機能によって、iPadに転送されます。iPadの画面で確認しながら撮影する事にします。
準備はOK。しかし、空は厚い雲で覆われています。時々雲が薄くなった時にこんな具合に太陽が見えます。果たして今日、日食が見えるのか?
☆ 画像をクリックすると、大きくなります。
雲よ無くなれ、と念じていると、突如雲間から太陽が顔を見せました。すでに右上が欠けています。
撮影ポイントは家の前の道路。上には電線が一杯。電線をよけて撮ろうとすると、車に轢かれる可能性有り。まあ、金環が始まる頃にはかなり位置が変わるので大丈夫なはず。心配なのは天気。
うーん、残念。厚い雲がしっかり空を覆っています。時々雲が薄くなり、太陽が顔を出します。すでにこんなに食われています。
見えたのは一瞬。再び雲に覆われ、次に見えた時はこんなに食われています。早く雲が移動してくれないと金環を見るのは無理か。
おお、見えた。金環まであとわずか。頑張れ!
残念! また雲に覆われた。次に顔を出した時はすでに金環は完成。金環になる瞬間は見ることがかないませんでした。中区の科学館からのテレビ放送では金環になる瞬間が綺麗に見えていましたね。場所が違うと駄目と言う事ですね。
名古屋は、金環日食エリアの中心線から少し離れているので、月は太陽の中心を通らず、すこし下の方を横切って行く感じですね。
一瞬見えた金環も、すぐにこのとおり。
お、また見えた! 金環は終わりがけ。
次に見えた時は、すっかり輪が切れています。
ちらっと見えては隠れ、ちらっと見えては隠れを繰り返し、やっと雲が無くなってきました。輪はもう半分くらいになっています。
雲は綺麗に無くなり、いい天気になりました。あと1時間早く雲が移動したら良かったのに。
レンズの鏡胴の中で光が反射しているのでしょうね。面白い絵ができました。
もう月も離れかけています。こうして見ると、薄雲を通して見た方が風情が有るかな。
もうすぐ終わりです。
これにて撮影終了。次は29年後。
すごいですね
2012.05.21 (月) 20:01 by paragonおめでとうございます(といっていいのかな?)、悟空さん。
きれいな金環日食ですね。
ぎりぎり間に合ったという所でしょうか。
あまり見えなかった所も多かったようですね。
次は6月6日の「金星の太陽面通過」でしょうか。
今度はちゃんと晴れてくれるでしょう!
PARAGON