どなたか、よろしくお願いします。
【タイトル】あくてえ
【著 者】山下 紘加
【掲 載 誌】文藝夏季号
【発 行】2022年5月1日(4月7日発売)
【ファイル】akutee01~02 300頁
【内 容】
第167回芥川賞候補作。
あたしの本当の人生はこれから始まる。九十歳の憎たらしいばばあと、世話焼きで気弱な母と三人で暮らす小説家志望のゆめ。鬱屈を悪態に変えて奮い立つ十九歳のヘヴィな日常。
<甲州弁>
検索ですぐわかるものが多かったです。
<誤植>
P164上L5 ふたりきの → ふたりきりの
P169下L-9 運ぼうとうする → 運ぼうとする
P172上L15 打ち砕かれたた時 → 打ち砕かれた時
P179下L13 耳の通いばばあ → 耳の遠いばばあ(※一応)
P191下L8 うんざりすような → うんざりするような
P201下L9 金の話となるシビアだった → 金の話となるとシビアだった
祖母と父親の無神経な個所をピンクの蛍光ペンで引きました。
本当に見事に代弁してくれています。
父親が「相手は年寄りなんだから、適当にあしらっときゃいいんだよ。いちいち本気にしてると疲れるぞ」といいますが、それができたら本当にいい。
自分は全然面倒みてなくて、押し付けてるだけ。
結果的には、きいちゃんも逃げてるんだとつくづく。
いつものごとくちょっと荒っぽいデキかと思いますが、よろしくお願いします。(淮)
追伸
すみません、点訳者名、ミスってます。
Re: 龍:「あくてえ」アップ
2022.07.13 (水) 21:34 by 恵子淮さん こんばんは
「あくてえ」の確認が終わりました。
「ばばあ??」 だんだん読み進むうちに「ばばあ!!」になって来ました。
楽しく読ませていただきました。
< 第1巻 >
4-10 そんな□こんし□なんて゛も → そんな□こん□しなんて゛も (そんな事しなくても)
10- 4 ええから□かんに□して → ええからかんに□して (いい加減という意味)
32- 2 つめさきて゛→ つまさきて゛ (爪先は「つまさき」としか出てきませんでした)
35-16 「にくわ□ないた゛け?□さおり□さん。→ 「にくわ□ないた゛け?□□さおり□さん。
68-14 ふたりて゛□ももや□ひさ゛に → ふたりて゛□またや□ひさ゛に
75- 9 さまさまな → さまさ゛まな
137-11 ていっしゅを → てぃっしゅを
140- 3 なる0と、□あまりに → なると、□あまりに
< 第2巻 >
66- 4 たへ゛たいって□いったもん、→ たべたいって□いった□もん、
69- 5 わるもんに□なっちもう」→ わるもんに□なっちもー」
141-1 区切り線を入れました。
ページが変わっても本文が終わった後、著者紹介が来ますので必要だと思います。
恵子
akutee-bRe: 龍:「あくてえ」アップ
2022.07.13 (水) 23:44 by 淮恵子さん、こんにちは。
早々にありがとうございました。
>楽しく読ませていただきました。
と仰っていただけて、本当にうれしいです。
-----すみません、質問です
<第1巻>
>32- 2 つめさきて゛→ つまさきて゛
「テーブルをたたく」とあるので、足ではなく手の爪だと思って、手の爪だと「つまさき」とは言わないと思ったのですが、手の爪でも「つまさき」というのでしょうか?
>35-16 「にくわ□ないた゛け?□さおり□さん。→ 「にくわ□ないた゛け?□□さおり□さん。
少しあとに「あぶらっけだよ、さおりさん。」とあります。で、この「?」は読点扱いしたく思ったのですが、やはり二マスあけの方がいい?
<第2巻>
>69- 5 わるもんに□なっちもう」→ わるもんに□なっちもー」
ここは悩んで、「なってしまう」という意味で、他の「なっちもーわ」とは違うと思ったのですが、やはり長音?
----------すみません、言い訳です
>140- 3 なる0と、□あまりに → なると、□あまりに
資料の置き場所がなくて、キーボードの上にものを置きながら作業してたので、しょっちゅういらない文字が入ってまずいなと思ってました。
>141-1 区切り線を入れました。
規則を勘違いしてました。改めて手元の資料をみたら
>「本文が最終行で終わる場合も区切り線を省略せず、次ページ1行目に入れる。」
とありました。
以上の確認が済んでから、Cファイル(校正者名の補充等)をアップします。(淮)
┗━淮(わいY)━┓
Re: 龍:「あくてえ」アップ
2022.07.14 (木) 14:48 by 恵子淮さん
ご質問の件ですが、私なりの考え方です。
<第1巻>
>32- 2 つめさきて゛→ つまさきて゛
「爪先」
辞書でいろいろ調べてみますと「つめさき」という言葉は出てきませんでした。
「つまさき」では爪の先端の部分・足の指の先などが出てきます。
<新明解国語辞典>では「つまさき」
1 足の指の先
2 手の指の先 →「爪先(つまさき)でぴんとはじく」という用例がありました。
ですので「つまさき」で良いのではと判断しました。
>35-16 「にくわ□ないた゛け?□さおり□さん。→ 「にくわ□ないた゛け?□□さおり□さん。
疑問符の後を1マス空ける時は、てびきに例があるように文中の場合だと思います。
<第2巻>
>69- 5 わるもんに□なっちもう」→ わるもんに□なっちもー」
第1巻 P36-4 ひふみてえに□なっちもーわ
第2巻 P59-9 くびに□なっちもーぞ
となっていて同じ使い方かなと思ったんですが。
「0」が余分にはいっていたのは、キーボードのせいだったんですね。
点訳で最後まで手が抜けないのは、こういうことが知らないうちに起こっているかもしれないからですよね。
私も整理整頓せねば。
恵子
Re: 龍:「あくてえ」アップ
2022.07.16 (土) 00:49 by 淮恵子さん、こんにちは。
色々悩んだ末、以下の部分を変更しました。
一応、最後かなと思って、BESファイルも添付します。
<第1巻>
32- 2 つまさきて゛ 32- 2 つめさきて゛
156- 4 156- 3 ゆめこ
<第2巻>
144- 4 144- 3 ゆめこ
「爪先」だけ、自分の入力なのでわがままいうことにしました。
1)ふりがな文庫に「つめさき」0.6%でありました。ただし、手の爪ではなく足の爪です。ちょっと苦しい用例です。
もしもこの例がなかったとしても、訓読みの語には辞書にないものもあると思ってて。
『茶話』薄田泣菫(著)
材木でも見る様に履《くつ》の爪先《つまさき》から頭に掛けて
「貴方は随分お背が高いやうだが、何《ど》うです、爪先《つめさき》が冷えるのが感じますかな。」
2)たまたまバオバブさんとやり取りしてたのでお聞きしましたら「国語辞書にどうあれ」「ツメサキと読みます」と。
3)『首里の馬』のとき、ハッチーさんも「つまさき」と読まれてました。
あとは受賞すると、うれしさ倍増ですね。(淮)
akutee_c.zip┗━淮(わいY)━┓