名古屋城木造天守閣模型を作る(91)

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天守台を作ります。

厚手の段ボールを貼り合わせて天守台を作ります。
段ボールは湾曲しないので、細かく折り目を作ります。
幅67センチ、奥行き61センチ、高さ23センチ。でかいです。

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この形で作れるなら簡単なのですが、実際の天守台は四面が同じ高さではありません。
下の写真は先日名古屋城を訪れた時のものです。
空堀にかかる橋を渡り、表二ノ門をくぐると本丸です。
天守台の北面と西面は空掘の上に作られていますから、本丸とはかなりの高低差が有ります。

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下の図は、名古屋城総合事務所蔵「昭和実測図」の名古屋城総図の一部に着色したものです。
綠色の部分が空堀、黄色の部分が本丸広場です。
赤く塗った部分は、本丸広場から大天守の口御門までの経路です。

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天守台東面の端の方に不明門が有り、そこまでが本丸で、不明門をくぐり坂道を下ると天守台の裾に到着します。
天守台南面には橋台という、小天守からの通路が有ります。橋台の西側は空堀ですので、橋台の東側と西側では空堀の深さ分の高低差が有ります。

なお、空堀には江戸時代から鹿が暮らしています。
多い時には50頭以上いたそうですが、2012年には2頭にまで減りました。
写真は、先日表二ノ門前の橋から撮った鹿です。現在も2頭いるのか、この鹿だけになったのかは不明です。

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1ミリ厚のスチレンボードにボールペンで石垣を描きます。

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大まかに着色します。

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最初に描いた石垣をボールペンでなぞっていきます。

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4枚できあがりました。
色は大雑把に塗って有るだけですので、後で細かく塗り直します。

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段ボールで作った天守台に貼り付けます。

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角の部分はきっちりとは合いませんので、光硬化型パテで埋め、隅石のズレも塗り直して修正します。

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隅石を塗り直しました。

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口御門を作ります。

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南面に口御門を取り付けます。

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塗り残しの部分は、橋台の一部と不明門の一部、本丸広場の一部になります。
次は、その部分を作ります。

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