名古屋城木造天守閣模型を作る(90)

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地階外側を石垣で囲みます。

初層を乗せてみて、開口部などがピッタリ合うか確認します。

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石垣は湾曲しているので、曲線に合わせてカットしたバルサ材を用意します。
バルサ材は非常に柔らかく、カッターナイフで豆腐を切るような感覚で切る事ができます。

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バルサ材を外壁に貼り付けます。

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石垣部分は、厚さ1ミリのスチレンボードで作ります。
水をスプレーし、湾曲させてドライヤーの熱を当てます。

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少し湾曲したスチレンボードをバルサ材の上に貼り付けます。

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厚さ1ミリのスチレンボードを石垣の形に切り、薄いグレーの塗料を吹き付けます。

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アクリル絵の具で石を描いていきます。

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西面の石垣には、開口部を埋めた跡が有ります。
大天守西側にも小天守を作る計画が有ったようです。
小天守は作られる事は無く、小天守からの入り口も塞がれたようです。

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塞いだ跡も描きます。

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描き終わったスチレンボードを貼り付けます。

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角の部分はどうしてもピッタリとは合いません。
多少の隙間ができるのですが、光硬化型パテで埋めます。
石垣の形にズレが生じていますが後で塗り直します。

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光硬化型パテは太陽光やLED電球の光を当てると1分ほどで硬化します。
硬化した後は、カッターナイフやサンドペーパーで形を整える事ができます。

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角の部分を塗り直しました。

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石垣部分が完成しました。

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初層を乗せてみて、不具合が無いか確認します。

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これで地階から五層まで完成しました。
最後に金鯱を大棟に乗せます。
金鯱は海洋堂製のフィギュアです。サイズは若干小さめです。

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外観はこれで完成です。
しかし、天守台(石垣)は一部分しか作ってないので、なんともバランスが悪く、おもちゃっぽく見えてしまいます。
やはり天守台は全部作りたいところですが、大きくなりすぎて置き場が有りません。
部屋に置いておくのは、このままの形で、別に写真撮影用の天守台を作ります。

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天守台はこのような形をしています。
天守台の高さは約19メートル、その上の建屋の高さは約36メートルです。
今回の模型のサイズでは、天守台の高さは約23センチ、下部の一番広い部分の幅は67センチほどになります。

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次は天守台を作ります。
石の数が多いので、かなり根気のいる作業になります。

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