SM:確認作業に入ります。

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今回の配当で入力作業は終了です。
引き続き確認作業に入りますが、以下注意点を書いておきます。

○ 確認ファイルは元のファイルに「B」を付けてください。
「BEH001.BSE」の確認ファイルは「BEH001B.BSE」となります。入力ファイル名が間違っているケースが有りますが、Bファイルをアップの時に正しいファイル名にしてください。

○ 確認作業は原本との付き合わせで最低2回は行ってください。音声出力での確認は回数に含めません。1回目と2回目に時間を空けるのも効果的です。

○ 自分の考えでどんどん訂正してください。
自分はこう思うけど、入力者の考えを尊重して変更はしないのはいけません。
分かち書きは気軽に考えてください。間違っていると思われるものについては最終確認で訂正します。

○ こういう間違いは見落とさないで欲しいと言う点について、現在確認作業中の本の事例から説明します。本は、サンドラ・ブラウンの「殺人者は隣で眠る」です。

まず、最低限、原本との相違を最終確認で指摘されないようにしてください。
以下、上がBデータ、下が最終確認データです。
()内は原本ページです。

がいどよりわ はるかに じょーとーだと おもって いた。(285P)
がいどより はるかに じょーとーだと おもって いた。

「〈でも〉 はなしだ」  こばーんわ にべも(335P)
「〈でも〉わ なしだ」  こばーんわ にべも

「だれに?」  こばーんが しりたがった。(361P)
「だれに?」  こばーんわ しりたがった。

しとじち こーかんの ばめんわ なにかが(416P)
ひとじち こーかんの ばめんわ なにかが

とりみだされずに すみそーだと かんじた ところで(463P)
とりみださずに すみそーだと かんじた ところで

濁音・半濁音の違いに気をつけてください。点訳において虫眼鏡は必須です。特にルビに濁音・半濁音が使われている場合は虫眼鏡で見ても見落とす場合が有ります。

まくらに ぱたんと あたまを(340P)
まくらに ばたんと あたまを

せんばー ふぁーい(504P)
せんぱー ふぁーい

行末・行頭のスペース行に注意
スペース行は場面転換の時に入れますので、省略はできません。
行末や行頭に有るとうっかり見逃す事が有るので注意しましょう。
原本237Pの行頭、441Pの行頭、541Pの行頭、548Pの行頭、565Pの行末に有りますが、残念ながら、565Pの行末の空行が有りませんでした。

しましょーか?」(565P末)
  はみるとんわ つくえに てを のばし、 
しましょーか?」

  はみるとんわ つくえに てを のばし、 

会話分の開きのカギの位置に注意。
原本353Pをご覧ください。
1行目の開きのカギと3行目の開きのカギの位置が違います。
1行目のカギは3行目の位置より上に有りますね。これは新段落では無く、前の行から続いている文章です。
Bデータでは新段落になっていました。
今回は集英社の本だったので開きのカギの位置が違っていましたが、ハヤカワ書房の本では全て同じ位置に書かれていますので、文章をよく読んで判断する事になります。

                   悟空

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