名古屋城木造天守閣模型を作る(96)

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三層1階をリノベーションし、トイレ、ベビールームを作ります。

昭和実測図の三層図面です。
アイボリーの部分をリノベーションします。

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リノベーション計画図面です。

男子トイレ、女子トイレ共ベビーカーと一緒に入れる広さにします。
各部屋には便座以外に、幼児用いす、折りたたみ式おむつ交換台、折りたたみ式着替え台を設置します。扉は引き戸です。
寸法は実寸換算で男子トイレが1.8メートル×1.6メートル、女子トイレが2.1メートル×1.1メートル、多機能トイレが2.1メートル四方です。

ベビールームは、授乳室が2室で出入り口はアコーディオンカーテンです。
おむつ交換台が3台、シンク一体型調乳用温水器などを設置します。

女子トイレと多機能トイレの間にベビールームを作りたいのですが、幅が1.8メートルほどしか有りません。
そこで、女子トイレとの間の柱のスペースも利用する事にしました。
柱は太さが40センチほど有りますので、使える幅が2.2メートルになり、なんとか授乳室を設置できそうです。
さらに、柱とエレベーターシャフトの間の空間も加えるとおむつ交換台と温水器スペースは90センチほどスペースを広げる事ができます。

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1ミリ厚のスチレンボードでトイレとベビールームを組み立て、図面の上に置いて配置を確認します。

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トイレは床下に排水設備が必要ですが、床下は太い梁が通っていて汚水管を設置する事ができません。
そこで、床に5ミリ厚のスチレンペーパーと1ミリ厚のスチレンボードを敷き6ミリのかさ上げをしました。実寸換算で50センチほどの床下スペースができました。

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もっと早く気づくべきでしたが、床をかさ上げした事により、鴨居までの高さが減り、頭をぶつける事がわかりました。
鴨居までの高さは2.5センチ、実寸換算で205センチですが、かさ上げにより1.9ミリ、実寸換算で156センチほどになります。これ以上の身長の人は頭をぶつけます。
そこで赤丸で示した6カ所の鴨居を取り去る事にしました。

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最初から鴨居を付けなければ良かったのですが、付けたものを取り去るのは結構やっかいです。鋸などは使えませんので、細いヤスリで5ミリ角の鴨居を切り取ります。

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鴨居を取り去り、壁板を貼り付けました。床の上質紙は後で張り直します。

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トイレ、ベビールームを取り付けました。
ヒノキ材もスチレンボードも1ミリ厚が一番薄いのですが、1ミリは実寸換算で8センチほど有り、トイレのパーテーションには厚すぎます。厚手の写真用紙に色上質紙を貼り付け、厚さ0.5ミリほどのパーテーションを作りました。
床がかさ上げされているので、トイレやベビールームへ入るためにはスロープを上ります。

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エレベーターホールに有る階段は3層2階に上がるためのものです。
この階段の下に男女トイレの入り口が有ります。
置いてあるだけで接着は後でします。

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女子トイレの個室4室は充分とは言えません。行列ができてもいけないので、次は二層1階のエレベーターホールに女子トイレを作ります。

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