梁は柱と接する部分だけ作っていますが、特に大きな梁を4本付けます。
一層見上図で二層床張りがどうなっているかわかります。
焦げ茶色に塗った部分が付け加える梁です。
一番太い部分は二尺八寸(85センチ)ですから、82分の1では約1センチになります。
こんな感じになります。
二層見上図で三層床張りを見ます。
焦げ茶色に塗られた梁が天守閣内で最大のもので、元口73センチ、末口60センチ、長さ17メートル有ります。
この梁には岩手県奥州市の月山神社に自生する月山松を使います。
樹齢400年、根元の太さ90センチ、高さ30メートルの赤松を切り出しました。
こんな感じになります。
完成がいつになるのか、果たして完成するのかもわからない木造天守閣ですが、木材はすでに調達されています。
桧1367本、松692本、欅264本などが岩手県、岐阜県、愛知県、奈良県、高知県の倉庫に保管されています。
木造復元の総事業費は505億円。そのうち木材の調達費用は94億円ほど。加工費も含めると203億円になるそうです。その他木材の保管料が年間1億円ほどかかります。
木材の平均単価は400万円ほどになるのですが、三層床張りに使われる月山松は数千万円だそうです。
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