雪女:yuki15bアップ>淮さん

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淮さん、こんにちは。
淮さん、皆様、今年もよろしくお願い致します。
遅くなりましたが、yuki15aを拝見し、Bファイルをアップしましたので、ご確認お願い致します。

P97下L-5 河岸→「かわぎし」にしましたが「かがん」?「かし」はちょっとイメージじゃなかったのですが…
※悩みましたが、修正していません。P96下-2の「浪花町河岸」は「かし」が適当かと思いますが、こちらは確かに「かわぎし」と読みたい気もしました。でも合わせた方がいいんですかねえ。

P98下L-4 お寝(よ)って
※調べてみました。「お寝(よ)る」って、辞書に載っているんですね。「寝る」の尊敬語。そうすると見慣れない読みではありますが、フリガナなしで「およる」でいいかなと思いました。ただ、わかりづらいので、点訳者挿入で「ねるのそんけいご」とか入れてもいいかなと思いました。

どちらも判断は淮さんにお任せしていいですか?申し訳ありません。

今日は、朝から公用車の掘り出し、1台はバッテリー上がっていたので、ロードサービス呼んでと大騒ぎでした。

へできち

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Re: 雪女:yuki15bアップ>淮さん

へできちさん、こんにちは。
今年もどうぞよろしくお願いします。

>※調べてみました。「お寝(よ)る」って、辞書に載っているんですね。

??と広辞苑あたりで調べてもないないと思ってたら、「御寝る」!
時代ものは、生半可な知識じゃできないと釘を刺されたことがありますが、本当に悲しいです。今回歴史物に挑戦しようと思って選書したわけではなかったのですけど…。

「河岸」にしても、私がニュアンスを取りきれないだけですので皆さんのご意見にすがることになりそうです。

気がついたらもうお正月って終わっていた感じです。(淮)

┗━淮(わいY)━┓

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Re: 雪女:yuki15bアップ>淮さん

部外者が脇からすみません。
淮さん、河岸は「かし」だと思います。

江戸時代、この界隈は人工水路=運河による水上交通が発達していて、上流から隅田川(当時は「荒川」)をくだってきた舟や、主に関西方面からの船が隅田川河口で高瀬舟などに荷を積み替え、運河で江戸の町に物資を運びました。運河沿いには河岸(船着場兼荷物積み降ろし場)がたくさんあって、ここに出てくる「浪花町河岸」(明治になって難波町と難波町裏河岸が合併して「浪花町」になったので、元禄時代には存在しない)もその一つ。

平岩弓枝氏が「ちょっと遠出するなら、陸路を歩くより水路を利用するほうが早かったと思う」というようなことをどこかで書いていましたが、河岸は一般の人達の停留所も兼ねていて、だから「紀遊」のような船宿も河岸近くに多かったと思います。

人工運河にも「神田川」「薬研堀」などの呼称があり、原本では「川沿い」と書いているので、「かわぎし」なら「川岸」と書くような気がします。

yuki18~21にも「浜町河岸」が出てきます。運河(堀)は戦後埋め立てられましたが、今も「浜町河岸通り」は残っています。

地名で「柳原河岸」「末廣河岸」、積荷で「大根河岸」「木材河岸」「魚河岸」など、江戸の古地図は河岸だらけ。売買する場を指す場合もありますが、原本では、運河(川)沿いの道とほとんど段差のない船着場だと思います。時代劇でお馴染みの風景ですが、世界でも稀と讃えられた水の都ならではですよね。

以上、見てきたような講釈でした^_^;
 ___koneco~(=^--^)

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Re: 雪女:yuki15bアップ>淮さん

konecoさん、こんにちは。
大変に大変に詳しい解説ありがとうございます!
説得力バツグンでした。
実はこの場面を読んだ時、普通の、霧深い川岸のイメージだったのでした。
その際「川」も「河」も関係ないだろうと。また「かし」というと、港みたいなイメージを持っていたので、違うなと思い込んでいました。
そうですか、そういう川ということを全く把握できないでいました。

へできちさん、遠慮は無用。
というか野暮な意見を申し立ててごめんなさいでした。(淮)

┗━淮(わいY)━┓

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Re: 雪女:yuki15bアップ>淮さん

konekoさん、淮さん、こんにちは。

konekoさんくらい詳しく調べられたら・・・、とても勉強になります。
そういう掘り下げ方をすると、どんどん世界が広がって楽しいですね。

へできち

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