奈緒さん、こんにちは。

＞（33-13）しながわへんで　→　しながわ□あたりで
＞私も「へん」より「あたり」の方がすっきりするのですが、
＞１７頁１５行に　「三光新道あたりでは」
＞１４頁１５行に　「千鳥橋を渡ったあたりで」
＞と、どちらも「あたり」が平仮名で書かれていたので、ここは「へん」と読むのかと思いました。
＞いかがでしょうか？
　うーん、そう言われると、著者に意図があるようにも思えますが･･･
　「あの辺」「ここら辺」は「へん」でいいと思うのですが、「品川辺」はどうしても違和感があるのです。
　江戸時代の市井の人の言葉としてどうなのかなと思ったもので･･･
　奈緒さんにお任せします。

＞（42-7）おっしょがたの　→　おししょうかたの
＞「おっしょ」は自信のない読み方なのですが、
＞「かた」と清音ですか？　複数を表す場合は「がた」と濁音だと思うのですが・・・。
＞あ！　読み返して清音の意味が分かりました。
＞ウミネコさんは　「お師匠方の」を　「ところの」と読み取られたのでしょうか？
＞ 私は「師匠たち」と複数の意味だと思ったのですが・・・。
　「おっしょさん」は「お師匠さん」と言う時につづまった言い方になったのではと思うのです。
　「お師匠」は「おししょう」だと思うのですが･･･
　この「お師匠方の」は「内証」にかかる言葉と受け取りました。とすると「ところ」の意かなと･･･
　複数のお師匠でもいいと思うのですが、とすると、内証も複数知っているとも受け取れますし、そうなると相当なつわものになりますよね？　そこまでの人が稽古を習いに来ます？　そんなことを考えたもので･･･
　どうするかはお任せします。

＞４2頁６行目　ときわづ　は　ルビのまま　「づ」で良いのでしょうか？
＞辞書類には　ときわず　と　「ず」になっていました。
　改めて辞書を見てみました。確かに「ときわず」になっていますが、「ときわづ」でもいいとなってます。
　もともとは、「ときはづ」だったそうで、現代仮名遣いにするときに変わったものと思います。
　（ウミネコ）