飲:「Story Power」の修正点返ってきました<らかち

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皆様、こんにちは

もう、だいぶん以前のことになりますが「着手登録」をしました「Story Power」が概ね完成しました。
バオバブさんからの貴重なご意見を是非皆様にも知っていただきたくて書き込みをしました。

原本:「あまりぼっち」
   僕は小中高大学と場所や箱やグループ毎で親しい人間を作っていた
らかち:しょーちゅーこー□だいがくと
バオバブ:しょー□ちゅー□こー□だいがくと

原:「ベッドサイド・マーダーケース」
  河川敷
ら:かせんじき  
バ:かせんしき
  ★どちらも良いと思いますが、一応「かせんしき」が標準だと思います。
原:おやおや、パートナーときましたか。
ら:おや□おや
バ:おやおや
  ★自立可能な2拍の語の繰り返しはあける、という原則はわかりますが、「おや□おや」は違和感があります。

原:「あたらしい熊」
  すべてがすり切れた感じの、五十六十くらいの男に話しかけているのがみえた。
ら:数50数60くらいの
バ:数5数60くらいの
  ★点字では数符があるので三桁の数字とはなりえません。意味はともかく、原本の0を省くのも良心が痛むなら、波線をあえていれますか?
原:接舷してよい箇所を示しているらしく(僕は操船についてはほとんどなにも知らない)、
ら:いるらしく□(ぼくは□
バ:いるらしく(ぼくは□
  ★()の後の読点はカッコの前の言葉にもかかる。また「僕は知らない」は「らしい」という曖昧表現の説明とも解釈出来ます。

原:「K氏の、いくぶん長すぎるつぶやき」
  田畑や小さな山が多摩川べりまで連なっていた。
ら:でんぱたや
バ:たはたや
  ★一般的な言葉としては「たはた」
原:ケヤキの大樹が、いまは駅広場にそびえている。
ら:えきひろばに
バ:えき□ひろばに
  ★漢字1+2字のマスあけは一様にはいきませんが、ここは「の」が省かれた感じが強いので空けたほうが良いと思います。
原:いまでは切通しの一部が史跡として残るのみで、
ら:きりとおしの
バ:きりどおしの
原:私はKというものだが、
ら:いうものだが、
バ:いう□ものだが、

原:「募金泥棒」
  出てください」―― 一人だけいた客、
ら:ください」□□――
バ:ください」□――
 ★棒線の前を1マスあけに。
原:嬉々とした高揚感が見え隠れする。
ら:みえがくれ
バ:みえかくれ

原:「高村と偏見」
  膣口に
ら:ちっこーに
バ:ちつこーに
  ★由緒正しき国語辞典や医学用語辞典では促音ではないはずです。
原:形を変えて、実作者として日本語の文学の場で表現しようと努力してきたのに。
ら:じつさくしゃと
バ:じっさくしゃと

原:「迷わし神」
  六道のどこにも転生できなかった。
ら:てんせい
バ:てんしょー
  ★どちらも辞典にはありそうですが、「輪廻転生」は「てんしょう」なので。
原:あれは長巻と呼ぶのだろうか、大太刀を杖にしていた。
ら:おおたちを
バ:おおだちを
  ★確信はありませんが。(ら:広辞苑では「古くは清音」となっていました)

原:「助けて」
  アナウンサーと言えば「女子アナ」で、
ら:「じょし□あな」で、
バ:「じょしあな」で、
  ★漢字2字+外国語ですからあける?ただ「アナ」が省略形なので続けたい。

ら:あと、「迷わし神」の初めの、林不忘『丹下左膳』の引用文について下記のように丁寧な説明をしていただきました。

★書き出し位置を2マス下げるのは無用。
 引用文や前文を書き出し位置を下げて書くことは、よく見られます。原本のレイアウトの影響もあるでしょう。
しかし、これは紙の点字では、健常者さんが期待するほど有効ではありません。なぜなら、紙の表と裏とで行頭の位置(紙の端っことの距離)が異なるので、長々と下げて書くと通常との差が感じにくくなるのです。
まして本書では段落挿入符を使っておられるので、下げる必要がありません。このままでも誤りではないので無修正でも結構ですが、下げる書き方は原本の見た目の形でなく、「指で点字を読む場合に下げる事が有効であるケース」に限るべきだと考えます。

以上です。いろいろと「目からウロコ」が落ちるような新鮮な心地でした。
バオバブさん、他、確認いただきました皆様、本当に有難うございました。

    らかち  

Replied
淮さんのユーザアバター

Re: 飲:「Story Power」の修正点返ってきました<らかち

らかちさん、こんにちは。
完成おめでとうございます!

私がバオバブさんに教えてもらったことで一番印象に残っているのが

「淮」の字が出せなくて困りました。「わいが」でやっと出せました。

でした。「淮河」で出るなんて!

それでは、また次の作品を楽しみにしています!(淮)

┗━淮(わいY)━┓

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