名古屋城木造天守閣模型を作る(59)

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一層の外壁を作ります。

昭和実測図から採寸して窓を開けます。

175.JPG

外壁と身舎は梁でつなぎます。
梁の通る部分に切り込みを入れます。

176.JPG

カッターナイフで窓を切り抜きます。
窓の大きさは縦15ミリ、横10ミリです。

177.JPG

178.JPG

窓には格子を取り付けます。
幅2ミリ、厚さ1ミリの板を窓の高さより1ミリ長く切り出します。
オイルステインに浸して焦げ茶色に着色します。

179.JPG

格子を壁の裏側から取り付けます。
まず上辺を窓の上部に当て、下辺をこじ入れます。
下辺はこじ入れた事により少し壊れますが、窓の上部、下部には桟が通りますから隠れます。

表側から見たところ。
格子の幅が少し広すぎます。1.5ミリ幅の板が有ればいいのですが無いのでこれで妥協します。

180.JPG

窓の下部には敷居が飛び出したような部分が有ります。

181.JPG

ここには降り込んだ雨水を排出する樋が取り付けてあります。
全体図ではよくわからないのですが、正面中央の破風板を見ると、凹型の樋で有ることがわかります。これは銅板でできていたということです。

182.jpg

183.jpg

しかし、今有るコンクリート造りの天守閣には水抜きの樋が有りません。
模型の場合幅2ミリしか無いので樋まで表現する事ができませんので、現在の天守閣と同じ形にします。

184.jpg

これで壁一面の表面が完成しました。
あと三面作った後、裏面を作ります。

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