皆さま、こんにちは。
『闇の守り手1』、第2回見直しです。
尚、Bファイル(各Bファイルを合本)からCファイルに変更したデータを添付します。
ご意見ありましたら是非よろしくお願いします。
<変更一覧>
1-14 かけ゛うまの → かけ゛は゛の
※P5上L-5「鹿毛馬」、1回のみ。ここだけ「ば」で。他所は「鹿毛の雌馬」「鹿毛の馬」などです。
4- 2 じゃく゛らーみたいに → じゃく゛らー(じょーほーや)みたいに
※P6上L10、P20-21に、「奇術師(ジャグラー)」「情報屋(ジャグラー)」と両方あるので。
15-18 「あとわ、」 → 「あとわ」
※P60上L8 ここはもう多数決負けでしょうか。個人的にはずっと疑問符。
17-16 みんなか゛ → みなか゛
※話し言葉としては「みんな」の方がいいとは思ったのですが、「みんな」と言いそうなのはアレクとあとに出てくるステイミーだけで、それも相手によっては「みな」の方がと思えるものもあります。個人点訳ではないので、ここはすべて「みな」と読んでいきたいと思います。
別件。どなたか教えて下さい。何かの資料で「点訳は書物、書き言葉なので」という解説を読んだことがあります。出典を探してますが再発見できません。ご存じの方がいらっしゃったら是非教えて下さい。点訳は音の文化とはよく聞きますが、この話はちょっと毛色が違ったので印象深かったのでした。
19- 6 こくすいこに → くろみす゛こに
19- 6 こくすいこわ、 → くろみす゛こわ、
※P61下L5「黒水湖」、フィクションなので何とも言えませんが、冒頭の地図で「魚無海」は「うおなしかい」です。そのイメージから連想しました。
23- 4 1けん → ひとま
※P63上L5「一間」、「暖炉わきの部屋の隅から」ですが、「暖炉わきの部屋の/隅から」じゃなく、「暖炉わきの/部屋の隅から」と考えれば、大丈夫と思います。
27- 6 たに → ほかに
※P64下L7「他に」、「闇壱:点訳方針暫定版2020.6.15版」から
28-14 さくや → ゆーへ゛
※P65上L10「昨夜」、小屋の盲目の老人の会話文。サージルは丁寧な言葉遣いで、老人はくだけた話し方なので。
30- 6 □□□□た゛い4しょー → □□□□□□た゛い4しょー
32- 5 こくすいこと → くろみす゛こと
32-11 こくすいこに → くろみす゛こに
43- 9 いい → よい
※P71上L-4「良い日」、「いい」とかな書きがたくさんありますので、「良い」は基本的には「よい」で。もちろん例外も出てくると思います。
54-12 あしたにわ、 → あすにわ、
※P75下L11 サージルの丁寧な会話文なので
64- 2 そーしたら、 → そー□したら、
※P79下L2
64- 2 た゛るな□さまの → た゛るなさまの
※P79下L3 ダルナ神は四大神の一人なので、七福神、閻魔様、キリスト様の系列ではないかと思います。
67-16 「ほかの → 「たの
※P81上L3「他の」
81- 3 ほかの → たの
※P86下L11
95-14 しらか゛の → はくはつの
※P92下L9「白髪」、他所では「白髪交じり」という記述あり。ただあとのシリーズで「じいさんが白髪の心配をしはじめる前にな!」の場合は、「しらが」にしたいです。
96- 2 さかなのよーに、 → うおのよーに、
※P92下L-6「水を得た魚のよう」「みずをえたうおのよう」(広辞苑)
96- 9 はは゛ひろの → はは゛ひ゛ろの
※P92下L-1 はばひろい【幅広い】/はばびろ【幅広】の方向で。
99-11 きにいりました」 → きに□いりました」
※P94上L7
101-15 かんの → わの
※P95上L1「鉄の環」、あとのシリーズで「環のように丸まった竜の紋章」などと出てくるようですので、「わ」に統一した方がいいと思いました。
102-18 かんを → わを
※P95上L-2「鉄の環」
103- 6 いい → よい
※P95下L4「良い日和」
107-13 えに、 → つかに、
※P97上L-6「柄」、短剣なので。因みに第1回見直しの斧の柄は「え」にしてます。
111-14 おさ、□こーみょーな → ちょー、□こーめいな
※P98下L-4「長」、2:1で多数決に負けてるけどすみません。「高名」P14下では「こうめい」でしたので。
<その他>
▼すえつむはなさん
(大辞林)>じゅくじくん【熟字訓】漢字二字以上の熟字全体に、日本語の訓をあてて読むこと。また、その読み。「昨日(きのう)
「昨日→きのう」なら「昨夜→ゆうべ」もありでいいですよね。
▼萌さん
>昨夜(ゆうべ)の読み、昨夜(さくや)はゆうべの改まった言い方ということは? どっちが主なのでしょうか?
「闇壱:点訳方針暫定版 2020.6.15版」より
10)昨夜:(基本的には)会話文→ゆうべ、地文→さくや。例外あり
※「例外あり」、会話文でも丁寧な言い方の時「さくや」など
▼すえつむはなさん
>1)魚亭 P1 L18 (原本 P74 上 左L3)
> 「さかなてい」 「うおてい」 の、どちらが良いと思われますか。
確認の方のご意見は特にありませんでしたね。他所P68では「さかなてい」と読まれてました。
今後、牡鹿と枝亭/ほろ酔いガエル亭/赤い車輪亭/雄鶏亭/小馬亭 などと出てくるようです。イメージはだんだん「さかな」になってきたので、「さかなてい」に1票となりました。
>2) かしいて P3 L11 (原本 P75 上 右L3)
> 原本は 「かしいて」 となっていますが、「かしいで」 の誤植と思われます。
はい、誤植扱いで。
▼みのりさん、萌さん
>紫陽花を見に出かけて、八重のドクダミの花を見つけました。
なぜか、みのりさんの<みっけ>に反応してしまいます。家のドクダミは絶対征伐しません。
八重なんて、ちゃんと見たことないので、絶対見つけられない。
▼ハッチーさん
>「良い」の読みですが、原文に「良い」と「いい」が複数あり、この訳者はかき分けているように感じました。
「いい」「良い」を拾って見たのですが、数が多すぎるのと、「血行を良く」「血色のよい」とあったりするので、判断はできませんでした。
結果、「良」は基本的には「よ」と読むにさせてもらいますね。
何だかこのシリーズは、随分一任されたり何だりで、ハードルが上がるばかりです。
皆さん、助けてね。(淮)
追伸:ここ数日、関東より暑くて。どれだけ頭がグダグダしてることか。もう午後なんか絶対何も考えたくない。
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.07.20 (月) 16:05 by すえつむはな淮さん
こんにちは。
お世話になっております。
>さくやか、ゆうべか
使い分けすることに全く問題ないと思います。
「さくや」も「ゆうべ」も日本語として、「昨夜」と書いて存在しますので。
>さかなてい か、うおていか
作品の雰囲気からいうと「うおてい」も捨てがたい気がしますが、多分同じ語が出てくる他の方は「さかなてい」と読まれるだろうなと先取りしまして、「さかなてい」と入力しました。
長年の共同作業で、ずいぶん、まるくなりました(?)ので、
大抵のことは多いほうの意見に従うことにしております。
見直しの活用法ですが、原本に書き込んで、必要に応じて参考にするのが上手に生かすことになりますか?
分担表コメントより先にこちらを書いておりますので、事故のお見舞いは分担表のほうで。
すえつむはな
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.07.20 (月) 17:33 by すえつむはな淮さん
少しゆっくりと読み直しまして、2点確認したいことが出てきました。
1)原本P60 上L8 >「あとわ、」 → 「あとわ」
「、」を誤植とするかどうかということですか?
たくさんの例を見ているわけではありませんが、ここは「あとは、」のあと、地の文が挿入され、その後の会話が、「あとは、」に続いた1文になって完結していますので、「、」は生かしていいのではないでしょうか。
もし問題になっているのが違うことでしたらごめんなさい。
2)原本P79 下L2 >そうしたら → そー したら
じつは見直しをしながら、「そうしたら」が「そう やった=そうする あとで」の意味か、接続詞の「そうしたら=そしたら=なにかをやり終えたあとで」なのか悩んだところなのですが、接続詞なのかと結論しました。
仮に接続詞であったとしても、点訳のルールではマスアケですか?
表記辞典には例なしです。教えてください。
入会の折に書きましたように、理屈っぽくて、とにかく疑問のままにしておけなくて、ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
すえつむはな
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.07.20 (月) 20:47 by すえつむはな淮さん
すみません、またまたお尋ねです。
原本P79 下L3 のダルナ様ですが、今、ふと思いついて表記辞典を見てみましたら、イエス様は、イエス さま になっていました。
それだとダルナ様も、ダルナ さま になりそうな気がするのですが、イエスは神様とはいえないでしょうか?
解釈が微妙なところですが。
それと、そうしたらの追加ですが、「そうする あと」と「そうなった あと=良くなったあと」の違いで、接続詞かなと考えたのを思い出しました。
すえつむはな
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.07.21 (火) 00:39 by 淮すえつむはなさん
>1)原本P60 上L8 >「あとわ、」 → 「あとわ」
いえいえ、誤植なんてとんでもないです。
てびきP132 「2……読点が他の記号と連続する場合(1)」を根拠に、校正では必ず否定されてきたからです。何と誤読されるんだ、と未だにブツブツ呟いています。
>2)原本P79 下L2 >そうしたら → そー したら
あまり突っ込んで考えていませんでした。
点訳フォーラム事例で「ソー■シタラ」とあります。
>原本P79 下L3 のダルナ様
・点訳ナビ→「検索キーワード」→「さん、様など」参考
イエス■サマ
・点訳フォーラム事例
エビスサマ/キリストサマ
恵比寿様は七福神だしと。(淮)
┗━淮(わいY)━┓
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.07.21 (火) 14:28 by すえつむはな淮さん
ご回答ありがとうございました。
文学的点訳の経験不足がもろに出た感じですね。
読点の件、てびきにあるのを全く気づいておりませんでした。
いままでこういったケースに遭遇していなかったので。
他の二つもC見直しままOKということですね。
今後の参考にいたします。
すえつむはな
Re: 闇壱:『闇の守り手1』第2回見直し
2020.09.01 (火) 18:33 by 淮今頃で恐縮ですが、当トピックの疑問だった箇所の解答を見つけたような気がします。
>17-16 みんなか゛ → みなか゛
(中略)
>別件。どなたか教えて下さい。何かの資料で「点訳は書物、書き言葉なので」という解説を読んだことがあります。出典を探してますが再発見できません。ご存じの方がいらっしゃったら是非教えて下さい。点訳は音の文化とはよく聞きますが、この話はちょっと毛色が違ったので印象深かったのでした。
↓ 点訳フォーラムサイトより引用
--------ここから
12. p39 2.数字を和語読みする場合 (2) [参考]
「ひと、ふた」と数え始めても途中から「ご、ろく、・・・」と漢字音になる場合は、目安として、3から数字で書くようにすればよいでしょう」について、私たちのグループでは、3を「3」と書くか「み」と書くかは『NHKことばのハンドブック』を見て判断していました。ひと、ふたと数え始めて途中から漢字音になる語で「3皿」は「みさら」「3ケタ」は「みけた」と書いていましたが、数字の方がよいのでしょうか。統一すべきなのかそれぞれの判断でよいのか知りたいです。
【A】
[参考]の部分ですし、「目安として、3から数字で書くようにすればよいでしょう」といっていますので、「統一すべき」という強い規則ではありません。
『NHKことばのハンドブック第2版』をみても、(サン)が併記されている語を除けば、200例のうち、「ミ」は「ミイロ、ミカサネ、ミキレ、ミクチ、ミサラ、ミソロイ、ミタバ、ミタビ、ミハシラ、ミハチ、ミフクロ、ミフリ、ミヘヤ、ミマクメ、ミマワリ、ミワン」の16例(「ミコト」を除く)ですので、「3から数字で書くことを目安として」よいと思います。さらに、点字は、音声ではなく文字ですので、数字の表意性を考慮すれば、「3キレ、3クチ、3サラ、3タバ、3ハチ、3フクロ、3ヘヤ」などのほうが、数字の意味を読み取りやすいと言えると思います。「ミイロ、ミタビ」などは、「3ショク、3ド」の和語読みですので、この言い方になります。
--------ここまで
上記の「点字は、音声ではなく文字ですので」の部分だったような気がします。(淮)
┗━淮(わいY)━┓