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名古屋城木造天守閣模型を作る(11)

悟空さんのユーザアバター

武者走りより内側の柱を立てました。
一番外側の柱は作業をしていくうちに折ってしまう恐れがあるので後回しにします。

11-1.JPG

写真では、柱が林立していてどういう状態なのかわかりにくいので部屋の部分に紙を敷いて部屋割りが見えるようにしてみました。
2階の部屋数は10部屋。
一番大きな部屋が42畳、一番小さな部屋が18畳、総畳数286枚です。
緑色で示したのが畳一枚分。武者の絵を立てて大きさをイメージしてみました。
畳は長辺が7尺の大京間畳が敷き詰められていたそうです。
部屋の構造は全て同じで、間隔一間の柱の間はほとんど引き戸で、部屋と部屋との行き来はどこからでもできたようです。

11-2.JPG

武者は身長180センチです。

11-3.JPG

次は、階段を作ります。
真っ直ぐに上に伸びていれば簡単なのですが、踊り場を挟んで直角に曲がっていますので、ちょっとやっかいです。

名古屋城総合事務所所蔵

11-4.jpg

コメント

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みのりさんのユーザアバター

Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(11)

悟空さん、こんにちは。

想像がふくらみます。
昔の人としては、身長が大きすぎませんか。

2回には、どんな部屋があったのでしょうか。
左奧が、殿様がお座りになる上段の間、とか。

-- みのり --

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Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(11)

みのりさん、こんにちは。

あの武者の絵は、サイズを調整して印刷したつもりでしたが、22ミリ有って、実寸にすると180センチでした。
21ミリだと良かったのですが、なかなかピッタリに印刷できません。
お茶の水博士のフィギュアを持っているのですが、25ミリ有って、実寸に換算すると205センチですので断念しました。

>左奧が、殿様がお座りになる上段の間、とか。

ほとんどの人は大きな誤解をしています。
時代劇では、まず天守閣のアップが映し出され、次に殿様が座っている画面が出るので、天守閣の中に殿様が住んでいるように思っても不思議ではありません。

しかし、天守閣には便所も台所もその他付帯設備も何も無く、居住の場ではありません。
最上階まで上るためには急傾斜の階段を百段以上上らないといけません。

と言うことで、殿様が天守閣に入る事はほとんど無かったと言う事です。

唯一例外は、織田信長の安土城で、天守閣の中に御殿を作って住んでいたそうです。

ほとんどの天守閣は権威の象徴と言う以外に特に目的は無いみたいです。
せいぜい倉庫として使う程度でしょうか?
それにしても、よその天守閣はほとんど板敷きなのですが、名古屋城は大京間畳が1759畳敷き詰められていたということです。いったい何のためでしょうね?

殿様が居住していたのは本丸御殿です。
名古屋城では本丸御殿の復元が完了しました。
完了してからはまだ見に行っていないのですが、途中で一度見に行きました。さすが殿様の住居と言う感じですね。
まだ見てないのですが、上洛殿と言う部屋は、将軍徳川家光が上洛(京都に行くこと)する時に立ち寄り宿泊するための部屋で、豪華絢爛、贅を尽くした造りです。
しかし、宿泊したのはたった2回と言う事ですから、すごい無駄遣いですね。
「上洛殿」で検索すると豪華な写真が多数見られます。

                       悟空

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Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(11)

天守閣の役割で大切な事をひとつ忘れていました。
それは、攻め込まれた時の要塞の役目です。
ただ、この役目は天守閣単体では無く城全体で考えられていますので、堀を越えられ天守閣まで到達されたら籠城で敗戦濃厚と言うことになりますね。
籠城する場合は食料と水が必要ですが、水は地階に井戸が掘って有ります。

堅固な造りになっていて、外から攻められても簡単に壊れないようになっていたようです。
一階には武者走りに石落としも設けられていましたから、戦いの準備はできていたようですね。
ただ、名古屋城は江戸時代に作られたので、攻め込まれた事は一度も有りません。

                       悟空

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みのりさんのユーザアバター

Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(11)

そういえば、この春に、高知城を見学してきた時のことを思い出しました。
名古屋城に比べると、規模はホント小さいのでしょうが。

たしかに、天守閣には、敵が責めてきた時の、攻撃の備えがいろいろとありました。天守に至る道も、険しくて曲がりくねっていて、花粉症でマスクをかけていた身には、たいへんつらい道でした。
天守の中の階段も、垂直かと思うほど急でしたわっ!

なかなか、あれとこれとと、結びつけては思い至りませんでした。

-- みのり --

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