名古屋城木造天守閣模型を作る(8)

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柱を作るための作業台を木の切れっ端を使って作ります。
長さの違うホゾを作れるように3種類の深さのホゾ穴を作ってあります。
柱の芯の部分の厚さ1ミリのヒノキ板を差し込み、2ミリの板を張り付けます。

8-1.JPG

柱は2タイプ。
左は、一番外側の柱で柱の中を2ミリの桟が通ります。
右は、武者走りより内側の柱で、長押で挟み込みます。
1階と2階は柱がほとんど同じ位置なので、通し柱で作ってみます。
薄くて長い部分が2階の床を突き抜けて上に伸びます。
2階の柱はこの薄板に2ミリ厚の板を張り付けます。

8-2.jpg

1階部分の柱が完成。153本あります。

8-3.JPG

ただ、これだけの数の柱が有ると、心材とホゾ穴の抵抗で2階の床が下まで降りない可能性が有ります。
その際には通し柱はあきらめて、この長い部分をカットします。

ここまでは平面を作ってきましたが、ここからは立体を作る作業になります。
予測できない困難が待っているかもしれません。どうなりますか。

コメント

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Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(8)

悟空さん

経過を見守っているだけで、さて、どうなるかとワクワクしてきます。
1ミリですって!!! いやはや。

-- みのり --

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Re: 名古屋城木造天守閣模型を作る(8)

みのりさん、こんにちは。

使用するヒノキ棒の一番細い(薄い)サイズが1ミリなんですよね。
82分の1モデルなので、1ミリは実際には82ミリになります。
実際の柱が5センチ角の場合は、0.6ミリのヒノキ棒が必要になります。
でも、そんなヒノキ棒は入手できないので、1ミリを使わざるを得ません。
こういうサイズのわずかの違いが積み重なると、見た目のバランスが崩れますので難しいですね。

                       悟空

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