楽:「開く」の読み方

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「開く」の読み方について、少々調べてみました。

語感の辞典、より

あく【開く】
閉じた状態から開いた状態に変わる意で、くだけた会話でも文章でも幅広く使われる、日常生活の基本的な和語。
〈扉がー〉〈蓋がー〉(眠くてなかなか目がーかない)水上瀧太郎の『大阪の宿』に「今にも涎のたれそうな口をーいて、げらげら笑った」とある。
漢字表記は「ひらく」と区別がつきにくい。
空間を閉じている物が移動して外部または内部と通じるようになる現象をさし、「ひらく」と違って、移動の方向は特に問題にならない。
「幕がー」だと幕が上に上がってもよいが、「幕がひらく」の場合は幕の中央から左右に分かれて移動するイメージが強い。

ひらく【開く】
閉じた状態から広く開いた状態に変わる(変える)意で、会話から硬い文章まで幅広く使われる、日常生活の基本的な和語。
〈扉をー)〈窓をー〉〈新たに店をー〉〈会をー)(傘がー〉〈花がー) 夏目漱石の『坊っちゃん』に「(手紙を)ーいて見ると、非常に長いもんだ」とある。漢字表記は「あく」と区別がつきにくい。
引き戸より押し開くドア式の場合にぴったりし、片引きの戸の場合は若干イメージが合わない。
窓なら左右に押し開くタイプが最もイメージがぴったりする。
なお、電車の「ドアがー・きます」という車内アナウンスは、左右に分かれるドアによく合い、片側に引き込むタイプでは多少違和感を覚える。
「あく」よりやや改まった感じがあるため、乗客へのいくらか丁寧な表現として選ばれやすいという面もあるかもしれない。

余計にわからなくなった感がしないでもないけれど。

バビロンのエレベーターやスイートルームは、超豪華で大きな扉のイメージだから、きっと両開きだろうから、「ひらく」かも。
それを言ったら、リムジンのドアも、「ひらく」がイメージかねえ。

-- みのり --

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Re: 楽:「開く」の読み方

みのりさん、こんにちは。

「あく」「ひらく」、どちらでもOKと思うのですが、ぐる点の場合は基本的な読み方を決めておかないと最終確認での修正が大変になりますね。

「えれべーたーの どあが ひらいた」の次のファイルに「えれべーたーの どあが あいた」が出てくるなんてしょっちゅうですので。

私は基本的におかしな文章にならなければ「ひらく」を採用しています。
おかしな文章とは「どあを ひらけた」「どあを あくと」などのケースですね。
「かぜで まどが あいた」「かぜで まどが ひらいた」の場合はどちらでも可ですので、決めておいた基本的な読み方を採用しています。

                       悟空

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Re: 楽:「開く」の読み方

悟空さん、こんにちは。

「開」の送り仮名が「け」である場合は、何の不都合もありません。「あけて」としか読めません。

送り仮名が「く」の場合は、考えなければならなくなります。
だいたいの場合は、常識的な語感でいいと思っています。

最終的には、まとめるときに、判断するつもりでいます。
この本の訳者は、けっこう、常識的です。

-- みのり --

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