五層の外壁を作ろうとしたところ、梁が取り付けられない事がわかりましたので作り直しました。
作り直す前
作り直した後
図面を見直して、新たな発見が有りました。
五層の入側に四角い枠(黄色で示した部分)が有ります。
調べた所、矢狭間という事です。
五層と同じく、四層の入側にも矢狭間が有りました。
四層の矢狭間の図面です。
蝶番の付いた揚板が2枚。これを揚げて弓で外敵を攻撃します。
五層の入側に薄板を貼り付け、矢狭間を表現しました。
この真下には四層階段の登り口が有ります。
同じく、四層にも薄板を貼り付けました。
この真下には三層階段の登り口が有ります。
五層の外壁を作ります。
スチレンボードに窓の穴を切り抜きます。
桧材で窓枠を作ります。
単なる窓枠では無く、意匠がこらされています。
室内と同じように敷居、鴨居、長押が表現されています。
白のペイントをスプレーします。
裏面はこうなっています。
窓は片引き戸です。
釘隠しを小さな平釘の頭で作ります。
内面に貼り付ける釘は金色塗装ですが、外面に貼り付ける釘はくすんだ金色にしてあります。
窓の外側にくすんだ金色の釘隠しを貼り付けます。
内側にも金色の釘隠しを貼り付けます。
外面と内面を並べてみました。
現在の天守閣の写真。
窓は木製の片引き戸では無く、ガラス窓になっています。
外壁を取り付けます。
入側上部の梁を作ります。
梁を取り付けました。
四隅に長い梁を取り付けます。
梁の飛び出した部分を白く塗装します。
次は、五層の屋根を作ります。
四層の外壁を作ります。
窓を切り抜き、格子を付けます。
裏面です。
四層に接着し、三層に乗せてみました。
北面と南面の破風の間への出入り口は小さいので屈まないと出入りできません。
東面と西面は充分な大きさが有ります。
梁を作ります。
角を落として、壁から出っ張る部分を白いペイントで塗装します。
梁を取り付けます。
四隅の長い梁を取り付け、軒桁を付けます。
下から見上げたところ。
次は五層の外壁を作ります。
三層の南面・北面の梁上部に破風の間を作ります。
図面からではどういう形をしているのかよくわかりませんが、「こんな感じかな?」と想像して作ってみます。
1ミリ厚の板を貼り合わせて破風の間を4つ作ります。
梁の上に接着します。
階段部分の板を貼り付け、横の壁も付けます。
こんな感じになりました。
階段の踏み板を2枚の細木で作ります。
踏み板を接着します。
破風屋根を乗せる軒桁部分を作ります。
こんな感じになります。
三層まで重ねて上から見たところ。
次は、四層の外壁を作ります。
三層の東面・西面の梁上部に破風の間を作ります。
ほぼ二層上面の南面・北面の破風の間と同じ形です。
破風の間部分の横木(屋根を支える母屋)をカットします。
破風の間を作ります。
破風の間を取り付けます。
階段を取り付けます。
次は南面と北面の破風の間を作ります。
三層入側上部の梁を作ります。
3枚の板を貼り合わせ、梁を作ります。
梁を取り付けます。
壁から飛び出した部分を白く塗装します。
白く塗装した軒桁を乗せます。
屋根を支える母屋の支柱を取り付けます。
支柱の前後に3ミリ幅、厚さ1ミリの板を貼り付けます。
支柱と支柱の間の隙間を埋め、芯の飛び出した部分をカットし、サンドペーパーで仕上げます。
上から見た所。次は梁の上に破風の間を作っていきます。
三層の外壁を作ります。
梁の乗る箇所と窓を切り抜きます。
南面と北面の中央下部に破風の間への降り口を切り抜きます。
東面と西面は、裏の柱と横桟を貼り付けてから切り抜きます。
窓に格子を付けます。
裏面に柱を貼り付け、窓の上下に桟を貼り付けます。
東面と西面の破風の間への降り口を切り抜きます。
4面の壁が完成しました。
三層に外壁を貼り付けます。
二層の上に乗せたところ。
次は三層入側上部の梁を作ります。
南面と北面の破風の間を作ります。
降り口の幅は狭いのですが、奥は広くなっています。
1ミリの板を貼り合わせ、2つ作ります。
破風の間を乗せる台座を取り付けます。
破風の間を乗せました。
三層から下りるための階段を作ります。
階段を取り付けました。
これで破風の間はとりあえず完成です。
棟木などは屋根を作る時に取り付けます。
次は三層の外壁を作ります。
東面と西面の破風の間を作ります。
1ミリ厚の板を組み合わせて4つの破風の間を作ります。
破風の間の梁を作ります。
この梁の上には、棟木を支える柱を後で取り付けるのでホゾ穴を空けておきます。
破風の間の上に2本の梁を貼り付けます。
飛び出した部分をカットします。
屋根を支える横木を破風の間の幅だけカットします。
破風の間を乗せる横木を2本取り付けます。
破風の間の裏に下駄を履かせ、横木から少し上に乗るようにします。
破風の間を取り付けます。
横木の空いたままになっていた隙間を埋めます。
破風の間には梁の一部が飛び出していますので、それを表現します。
直径8ミリ、厚さ2ミリの板を貼り付けます。
三層の入側から下りてくるための階段を厚さ1ミリの板で作ります。
階段を取り付けます。
広さは実寸で幅3.8メートル、奥行き5メートル程度。十畳間より少し大きめです。
四つ配置しました。棟木などは屋根を作る時まで後回しにします。
次は南面と北面の破風の間を作ります。
入側上部の梁の上に屋根を支える横木を渡します。
梁の上に支柱を立てます。
支柱は3ミリ角になるように、幅3ミリ、厚さ1ミリの板を3枚貼り合わせます。
支柱の芯になる板はホゾを作っておきます。
両側に貼る板は長さ10ミリと11ミリ、手前側に短い板を貼ります。
板に1.2ミリの穴を開け、ホゾの付いた芯材を立てます。その両側に10ミリと11ミリの板を接着します。
こういう形の支柱ができました。
梁の上に支柱を埋め込むホゾ穴を空けます。穴の直径は1.2ミリです。
支柱をホゾ穴に埋め込み、接着します。
支柱の芯材の両側に幅3ミリ、厚さ1ミリの板を接着します。
芯材の飛び出た部分をカットします。
支柱と支柱の間の隙間を埋めます。
サンドペーパーで整えて横木の完成です。
次は破風の間を作ります。
入側の上に梁を取り付けます。
3つのパーツを貼り合わせ、角を落として丸太風にします。
梁が正しい位置に取り付けられるように小さな台座を柱に貼り付けます。
梁を取り付け終わりました。
一層の上に重ねたところ。
下から見上げたところです。白くペイントしてあります。
次は梁の上に横木を渡して屋根の支えを作ります。
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